2007年05月13日
黒尾山
黒尾山1025m
黒尾山は、国道29号線の道の駅一宮をすぎて波賀町に向かう途中に「黒尾山登山口」と書いた立派な看板が目に付くので、気になっていた。ひょうご50山にも選ばれていて、ここには県内の1000m峰では最も南にあり展望の良い山だと書かれており、天気も良いので期待して登った。
案内表示に従って車を進めると、地元自治会が丁寧な表示を次々と立ててくれており、迷うことなく標高約450mの第1駐車場と表示されたところまで車で登ることができた。ただ、最近は手を入れてないようで、林道のでこぼこが激しく何箇所か車の腹をするところがあったのが残念。
駐車地点から少し林道を登ると登山口があり、ここにも丁寧な案内図が立てられていた。
右コース、中央コース、左コースの3ルートがあり、右コースが一番登りやすいと書かれているので右コースを進むことにした。
頂上まで約1時間半。約1時間の虚空蔵尊の祠まではひたすら薄暗いヒノキ林の中を進む。途中、何箇所かおそらくは3年前の台風で倒れたと思われる倒木に道をはばまれ、迂回しながら進む。
2004年の台風で、どこの山の杉や桧林は荒れてしまっており、惨憺たる状況が残っている。所々で伐採復旧もされているが、なかなか捗っていないようだ。ただでさえも枝払いや間伐もされず放置されている植林の荒れようは痛ましい。こんな光景を見るとグリーン税の必要性を感じる。
倒木を迂回しながら進む
口滝 虚空蔵尊
虚空蔵尊をすぎると尾根筋になり、広葉樹林が現れる。薄暗い針葉樹林から新緑の広葉樹林に変わるとホッとする。
尾根筋を約30分登ると頂上。頂上は眺望を確保するためか大きな木は伐採されていて、360度の眺望が開けた。わかりやすい周辺の山の案内表示板が設置されている。氷ノ山をはじめ、1000m級の周囲の山々や南には家島、淡路島までがはっきりと見える。いい日の登れたことに感謝。
遠くに見えるのが氷ノ山
頂上で昼食後、左コース(降りるので右手のコース)を下ることにした。
登ってきたコースとは対照的に新緑の広葉樹林が延々と続く。うす緑の葉が日に輝き気持ちいい。 このコースを登ればよかったとの思いがかすめたが、木に巻かれた赤い腕章が少なく道がわかりにくいので、最初は右コースが正解かもしれない。
モミジの木も多い。次は紅葉の秋に来よう。