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2013年03月30日

母栖山

 宍粟50名山の母栖山(もすやま)654mに登ってきた。

 名山とは?
1 麓から形の良い山容が眺められる。
2 山頂からの眺望が素晴らしい。
3 植生や地形が特徴的である。
4 昔から地元の人に親しまれている。
 と、思うのだが、母栖山はこのどれにも当てはまらないように思う。

 しかし、意外と面白かった。

 国道29号線を、山崎町から井ヶ瀬橋を渡って一宮町に入るとすぐに右に折れて山の中に入っていく。
 どんどんと上っていき、標高約430mまで上がると、数軒だけがひっそりと暮らす母栖の集落横に着き、ここから登り始める。

 タムシバの白い花を背景ににした集落は、何とも気持ちを落ち着かせてくれる佇まいである。



 急坂を登ると大きな送電鉄塔が現れ、北側に視界が開けた。



 宍粟の山々の後には、今も真っ白な氷の山も見えるが、写真には写っていない。



 約1時間で、全く眺望のない山頂に到着。 



 山頂から少し歩いて下ると、目の前に金鉱跡が見える展望所がある。
 どうやらこの山の特長は、この夢の跡にあるようだ。



 山頂に戻って、関西電力山崎送電実験センターを周回する尾根に向かうと、次の送電鉄塔が現れ、見事なまでに特長のない母栖山の山容を見ることが出来た。



 上ノ山615mを通ってから関電の管理道路に下山し、母栖の滝へ向かう。
 落差30m位の滝だが、すぐ下から見上げるとなかなかの迫力。
 ここが一番の見所だった。




 昔の夢の跡と、今の暮らしを支える鉄塔群の対比が印象的で、最後に滝の轟音と飛沫が締め括ってくれた、約5時間の母栖山周回ウオーキングだった。

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Posted by もーさん  at 21:40Comments(0)播磨の山