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2008年07月13日

甲武信岳と大菩薩嶺

7月10~11日 甲武信岳2475m

 7月に入って雨が少なくなってきたものの、いつ降り出すか分らない。
 こんな時はなかなか動けないと思っていたら、大先輩のIご夫妻から甲武信(こぶし)岳、蓼科山、大菩薩嶺に行かないかとお誘いがあったので同行させてもらうことにした。
 
 日程を決めた時には晴れが続く予報だったが、近づくにつれて天気があやしくなってきた。
 しかし、大崩れはしないようなので予定通り9日朝出発し、八ヶ岳の麓で前泊。
 
 夜、宿舎で天気予報を聞くと、明日は午後から雷雨という。
 多少の雨は我慢できても雷は怖い。
 予定を変更し、甲武信岳へは短い沢沿いのコースを登って昼には山小屋に着くようにし、翌日長い尾根道を降りてくることにし、蓼科山は断念することにした。

 10日朝7時に毛木平登山口に到着。標高は1460m。
 広い駐車場には先着車は1台だけ。平日のこんな天気ではこんなところか。

 7時15分:登頂開始。

甲武信岳と大菩薩嶺 甲武信岳と大菩薩嶺

 緩やかな沢沿いの道を登っていく。昨夜の雨で水量は多い。
 8時50分:かなり迫力があるナメ滝の横を通る。

甲武信岳と大菩薩嶺

 10時:標高2200mの千曲川源流に到着。信濃川の出発はここかららしい。

甲武信岳と大菩薩嶺 甲武信岳と大菩薩嶺

 尾根に向かって少し急登の道を登っていくが、思っていたよりきつくない。
 11時10分:千曲川源流から約50分で頂上に到着。
 頂上には長野県、山梨県、埼玉県の標識が立てられている。埼玉県のものが一番立派だ。
 残念ながら雲に閉ざされて展望はゼロ。明日に期待するしかない。
 少し休憩して宿泊予定の甲武信小屋へ下る。

甲武信岳と大菩薩嶺

 11時50分:15分で甲武信小屋に到着。
 シャクナゲの咲く6月には150人の登山者ですし詰めになる小屋も、今日の宿泊は3人だけの貸し切り。
 夕食では小屋の主人が焼酎で歓迎してくれた。
 
甲武信岳と大菩薩嶺 甲武信岳と大菩薩嶺

 昨夜はまた雨が降っていたが、朝起きると日が射していた。一週間ぶりの明るい朝らしい。
 朝6時に出発。午前中はいい天気のようなので距離の長い尾根筋を下りることにした。

 頂上に登ると昨日何もなかったところに富士山が浮かんでいた。北西の方には八ヶ岳も見える。
 期待していなかっただけに感動も大きかった。

甲武信岳と大菩薩嶺
 

 シラビソの樹林を下りまた登り返し、標高2483mの三宝山を通る。

甲武信岳と大菩薩嶺

 シャクナゲの群生が次々に現れ、花の季節に大勢が登ってくるのに納得。
 岩嶺のピークを3つ越え、コメツガの樹林帯を下り、3つ目のピークである大山を過ぎてようやく大きく下っていく。

 十文字小屋に到着。標高は約2000m。

甲武信岳と大菩薩嶺 甲武信岳と大菩薩嶺

 しばらく下っていくと沢沿いの道になり駐車場に到着した。







7月12日 大菩薩嶺2057m


 中里介山の「大菩薩峠」で名が知れ渡り、景色も良いので人気の山と聞く。
 空は朝から晴れ渡っている。

 思っていたより山深いジグザグ道を走り、10時10分、標高約1600mのロッジ長兵衛前の駐車場に到着。
 
甲武信岳と大菩薩嶺 甲武信岳と大菩薩嶺

 まず、頂上の大菩薩嶺に登り、稜線を大菩薩峠の方に下っていくことにした。
 10時50分:福ちゃん荘に到着。

甲武信岳と大菩薩嶺 甲武信岳と大菩薩嶺

 広い整備された道を上っていくと、始めは緩やかだがだんだんと急登になっていく。
 急登の道を振り返ると富士山が大きく迫っていた。
 素晴らしい眺め!

甲武信岳と大菩薩嶺

 11時30分:雷岩に到着。
 富士山が目の前にあり絶景が広がる。

甲武信岳と大菩薩嶺

 頂上は少し奥になるのでとりあえず行ってみるが展望がないので写真だけとり雷岩に引き返す。
 雷岩で富士山を前に置いての食事。贅沢な気分だ。
 昼食後大菩薩峠に向かう。

甲武信岳と大菩薩嶺

 30分で峠に到着。

甲武信岳と大菩薩嶺

 コメツガとミズナラの樹林を下って富士見平へ。
 この時間になると富士山はかなり薄くなってしまった。

甲武信岳と大菩薩嶺

 大勢の人でにぎわっていたが、確かに東京から近く適度なハイキングが楽しめるビューポイントだ。
 
 梅雨の間隙をうまくくぐりぬけることが出来、いい山旅ができたことに感謝しながら帰路に着き、途中渋滞もなく夜10時過ぎに高砂に帰着した。
 ガソリン代の高騰だけが腹立たしい。




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Posted by もーさん  at 23:57 │Comments(0)全国の山

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