2007年07月31日
瑞牆山と金峰山
瑞 牆 山
”梅雨明け10日” と言うらしい。山の天気が一番安定する時期のことで、北アルプスなどの高山に登るのはこの期間が一番晴天に恵まれる可能性が高い。
毎年この時期、先輩に北アルプスに連れて行ってもらっている。
今年は秩父の山に行くことになり、山梨県と群馬県の境にある瑞牆(みずがき)山2230mと金峰(きんぷ)山2599mの2つに登ることになった。どちらも日本100名山に選ばれている山だ。
両山は近接しているので、標高1800m地点にある富士見平小屋を拠点にして、7月27日には金峰山、28日には瑞牆山へというスケジュールだ。
両日とも快晴。素晴らしい登山だった。
瑞牆山は日本の風景と思えない奇岩の山で、頂上から見下ろしても何とも不思議な景色だった。
どちらも岩山だが、登山道の大半は樹林の中で涼しい。
どちらも頂上の眺望が素晴らしく、南に富士山、北に八ヶ岳、西に南アルプスの山々がすぐ近くに展望できる。とりわけ、富士山は確かにひと際抜けて浮かんでおり、蜃気楼のようで壮観だった。
金峰山は往復7時間、瑞牆山は往復3時間半の行程だが、さすが2000m級の山だけあり、涼しくて程よい汗かきで快適だった。
7月27日朝8:30 標高約1800mにある富士見平小屋を出発。
この小屋は素泊まりだけの小屋で宿泊費は2500円。管理はあまり良くない。
出発から2時間半、標高2300mくらいの地点で樹林帯がなくなりハイマツ帯になる。
そして、しばらく歩くと頂上が見渡せるようになるが、石ころだらけの登山道が約1時間続く。
尾根に出っ張っているのが金峰山頂上付近にある五丈岩。
もう少しで頂上だ。
石ころの上を歩くこと1時間でようや頂上。
彼方に見えていた五丈岩は予想以上に大きい。
7月28日朝6:30 富士見平小屋を出発。30分ほど沢沿いのアップダウンを繰り返すだけで、高度は稼げない。沢を越えたところからいよいよ登りになる。
登り始めて2時間足らずで頂上に到着。
頂上からの大ヤスリ岩。
眼下に不思議な風景が広がっている
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