2012年07月05日
会津駒ケ岳
越後駒ヶ岳の次の山は、同じ352号線を20kmほど南下したところに登山口がある平ヶ岳2141mを予定していた。
ところが何と、昨年9月の豪雨災害復旧工事で、この区間は通行止めになったままだということが分かった。
迂回路があるかどうか、道の駅ゆのたにの前にある奥只見インフォメーションセンターで聞くと、奥只見ダムから船で行くのが一番近いとのこと。
国道252号線ー289号線を約150km走る迂回路も土砂災害で通行止めで、あとは、小出インターから関越自動車道ー東北自動車道を走って、西那須野塩原インターで一般道を檜枝岐村村まで350km走るしかないとのことであった。
あと3座登る予定なので船で行くわけにはいかない。
選択肢は350km車を走らせるしかないと観念し、道の駅ゆのたにで深夜1時まで仮眠してから檜枝岐村に向けて出発した。
6月27日(水) 会津駒ケ岳2133m
約5時間車を走らせ、当初予定していた平ヶ岳は歩行時間往復12時間の山のため、比較的歩行時間の短い会津駒ケ岳に変更し、朝6時半に滝沢登山口駐車場に到着。
朝7時に出発し、始めは花も咲いていない広葉樹林の道を淡々と登っていくが、2時間ほど歩いて針葉樹林に変わり始めると残雪が切れ切れに現れるの道になった。花はないが、いい雰囲気が続く。
そして、樹々が疎らになり始めると、目の前に残雪に輝く長い尾根が現れ、山の風景画を描くのに絶好の景色が広がった。

そして、山頂まで雪原が続く。




登山口から約3時間半で山頂に到着。

山頂付近からは、尾瀬の燧ヶ岳と至仏山が大きく見え、越後三山や平ヶ岳もよく見える。
そして南東方向に小さく日光白根山や男体山も見ることが出来た。

360度の眺望と、雪原歩きを堪能し、2時間半で駐車場に下山した。
下山後ガイドブックを読んでいると、中門岳まで少し足を伸ばせばその途中に湿原とお花畑が見られるとのこと。
事前にこのことを頭に入れていなかったのが悔やまれる。
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ところが何と、昨年9月の豪雨災害復旧工事で、この区間は通行止めになったままだということが分かった。
迂回路があるかどうか、道の駅ゆのたにの前にある奥只見インフォメーションセンターで聞くと、奥只見ダムから船で行くのが一番近いとのこと。
国道252号線ー289号線を約150km走る迂回路も土砂災害で通行止めで、あとは、小出インターから関越自動車道ー東北自動車道を走って、西那須野塩原インターで一般道を檜枝岐村村まで350km走るしかないとのことであった。
あと3座登る予定なので船で行くわけにはいかない。
選択肢は350km車を走らせるしかないと観念し、道の駅ゆのたにで深夜1時まで仮眠してから檜枝岐村に向けて出発した。
6月27日(水) 会津駒ケ岳2133m
約5時間車を走らせ、当初予定していた平ヶ岳は歩行時間往復12時間の山のため、比較的歩行時間の短い会津駒ケ岳に変更し、朝6時半に滝沢登山口駐車場に到着。
朝7時に出発し、始めは花も咲いていない広葉樹林の道を淡々と登っていくが、2時間ほど歩いて針葉樹林に変わり始めると残雪が切れ切れに現れるの道になった。花はないが、いい雰囲気が続く。
そして、樹々が疎らになり始めると、目の前に残雪に輝く長い尾根が現れ、山の風景画を描くのに絶好の景色が広がった。
そして、山頂まで雪原が続く。
登山口から約3時間半で山頂に到着。
山頂付近からは、尾瀬の燧ヶ岳と至仏山が大きく見え、越後三山や平ヶ岳もよく見える。
そして南東方向に小さく日光白根山や男体山も見ることが出来た。
360度の眺望と、雪原歩きを堪能し、2時間半で駐車場に下山した。
下山後ガイドブックを読んでいると、中門岳まで少し足を伸ばせばその途中に湿原とお花畑が見られるとのこと。
事前にこのことを頭に入れていなかったのが悔やまれる。
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2010年07月13日
東北の山旅
7月3日(土)から12日(月)まで東北の山廻りをしてきた。
高速道路上限2千円になるのを期待していたが保留になってしまったので、土日に高速道を通る不自由な旅立ちになってしまったが、連日の雨予報にもかかわらず順調に登ることができ、終わってみれば最短の日程で目的の6座を登ってくることができた。
3日は780km走り磐越道磐梯山SAで車中泊。
7月4日 西吾妻山2035m
朝目を覚ますと曇り空。
西吾妻山の天元台ロープウエイ口に向かう。
始発は8時となっていたが、地元のトレッキング大会があるためか7時40分にロープウエイは動き出した。
ロープウエイの後リフトを3回乗継ぎ、標高920mから1820mまで1時間かけて一気に上がって行くと、後は高低差200mの空中散策。
どこがピークかわからないゆったりとした山容だが、湿原や池塘が広がりチングルマやワタスゲが咲き乱れていた。
往復3200円のロープウエイとリフト代は少々高いが、楽に空中庭園の散策を楽しめると思えば安いかも知れない。
ワタスゲの咲き乱れる湿原の向こうにはなだらかな山容の最高峰

点在する池塘

チングルマ

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7月5日 蔵王山1841m
今日からは、昨年群馬県の道の駅で知り合った、仙台にお住まいのMKさんに同行していただいての山廻り。
MKさんはすでに日本100名山、東北100名山を踏破され、東北の山を知り尽くしておられるので何とも心強い。
刈田岳の駐車場に車を止めれば最高峰の熊野岳まですぐだが通行料を取られるので、少し手前の大黒天登山口から登る。標高はすでに1450m。
少し登ると標高1758mの刈田山に到着し、右手に蔵王観光の定番風景の御釜を見下ろす。

そして、最高峰の熊野岳へ。ここまで来ると観光客はおらず登山姿の人だけになった。
MKさんに連れられて御釜に向かって斜面を下りていくとコマクサの群生地が出現。
標識も何もない、知る人しか分からない所だった。

同じ道を引き返し、大黒天手前にあるコマクサ群生地にも案内してもらった。
MKさんのおかげで見事なコマクサを堪能することができた。
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7月6日 月山1984m
月のように丸く優しい姿という月山。確かに優しい姿だった。
そして、残雪で白く輝いて美しかった。
姥沢口のリフトで上がればすでに標高は1500m。
あとは雪渓の道をゆったりと登って行けばいい。
広々とした雪原の世界は別天地だった。



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7月7日 鳥海山2236m
鳥海山には標高約1200m地点の祓川口(矢島口)から登った。
雪渓を登って行くルートで、この山の全ルートを登っているMKさんの案内がなければ登れないコースだった。

雪渓歩きが終わると山頂へ向かっての急登。
ミヤマキンバイとイワベンケイが目に付く道を歯を食いしばって登って行く。

約3時間かかって標高2229mの七高山山頂に到着すると、強風にさらされたうえガスで視界がない。
最高峰の新山に行くのを諦めて山頂付近の花を見ていると、この山の固有種であるチョウカイフスマを見つけることができた。

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7月9日 朝日岳1870m
8日は移動日に当てて、9日はいよいよ朝日岳に登る。
標高670mの古寺鉱泉から高低差1200mのハードなコースだが、この山塊では日帰り可能な唯一の短いルートだ。
朝3時半に登山口を出発して2時間余りで古寺山1501mに到着。
ここでようやく右手に小朝日岳1647mと左手に大朝日岳1870mが姿を現した。

ちょうど満開に咲き誇るヒメサユリに励まされながら登っていく。
約5時間で大朝日岳山頂に到着。
北側に中岳と、その左手に西朝日岳1814m、右手遠くに以東岳が見える。
山仲間のM御夫妻が、昨日までの2泊3日で向こうまで縦走しているはずだ。

快晴の光に輝く縦走路を横目に同じ道を引き返て13時に下山。
往復9時間の行程だったが思ったよりも疲れていなかった。
蔵王山から同行していただいき、単独では行けない所の案内や色々な御世話を頂いたMKさんとはここでお別れ。
MKさん、大変お世話になりました。
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7月10日-11日 飯豊山2105m
いよいよ今回の山旅の締めくくりであり、最大の難関である飯豊山に登る日が来た。
MKさんの御世話もあり、天気にも恵まれて予想外に順調に進んできたが、10日は朝から雨模様。
どうするか迷いながら大日杉登山口に行くと、すでに10台以上の車があり、大勢の人が登山準備中。
登ることに即決。
7時10分から登り始め、約2時間半で地蔵岳1539mに到着。
ここでようやく前方に残雪の尾根が見え始めた。
地蔵岳から御坪まで約2時間、標高1500m前後の単調な道をアップダウンながら進んでいく。
御坪からようやく標高が上がり出し、種まき山を捲いて雪渓を3回横断すると、今日の宿泊地の切合小屋に到着した。到着と同時に雨は本降りになった。
夜半まで降っていた雨は朝には上がり、晴れ渡っていた。
朝5時から飯豊本山を目指す。
7時20分、本山山頂に到着するも強風で5分と居れない。写真だけ写して退散。
山名の同定はできなかったが、延々と雪尾根が続いていた。
朝日岳も大きい山だと感じ入ったが、ここはどこまでも続いていく大山塊だと思った。
下山途中で地元の方に雪渓下りを誘われたので同行させてもらった。
地元の人はアイゼンも付けずに軽快に急坂を滑り降りる。
こちらはアイゼンを付けて恐る恐るりて行く。さすが雪国の人は大したものだと感心。

9時間かかって大日杉登山口に下山。
梅雨時にもかかわらず、ほとんど雨に降られずに予定の6座に登り、日曜日に高速道に乗って2100円の高速料で帰着することが出来、満足の山旅だった。
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高速道路上限2千円になるのを期待していたが保留になってしまったので、土日に高速道を通る不自由な旅立ちになってしまったが、連日の雨予報にもかかわらず順調に登ることができ、終わってみれば最短の日程で目的の6座を登ってくることができた。
3日は780km走り磐越道磐梯山SAで車中泊。
7月4日 西吾妻山2035m
朝目を覚ますと曇り空。
西吾妻山の天元台ロープウエイ口に向かう。
始発は8時となっていたが、地元のトレッキング大会があるためか7時40分にロープウエイは動き出した。
ロープウエイの後リフトを3回乗継ぎ、標高920mから1820mまで1時間かけて一気に上がって行くと、後は高低差200mの空中散策。
どこがピークかわからないゆったりとした山容だが、湿原や池塘が広がりチングルマやワタスゲが咲き乱れていた。
往復3200円のロープウエイとリフト代は少々高いが、楽に空中庭園の散策を楽しめると思えば安いかも知れない。
ワタスゲの咲き乱れる湿原の向こうにはなだらかな山容の最高峰
点在する池塘
チングルマ
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7月5日 蔵王山1841m
今日からは、昨年群馬県の道の駅で知り合った、仙台にお住まいのMKさんに同行していただいての山廻り。
MKさんはすでに日本100名山、東北100名山を踏破され、東北の山を知り尽くしておられるので何とも心強い。
刈田岳の駐車場に車を止めれば最高峰の熊野岳まですぐだが通行料を取られるので、少し手前の大黒天登山口から登る。標高はすでに1450m。
少し登ると標高1758mの刈田山に到着し、右手に蔵王観光の定番風景の御釜を見下ろす。
そして、最高峰の熊野岳へ。ここまで来ると観光客はおらず登山姿の人だけになった。
MKさんに連れられて御釜に向かって斜面を下りていくとコマクサの群生地が出現。
標識も何もない、知る人しか分からない所だった。
同じ道を引き返し、大黒天手前にあるコマクサ群生地にも案内してもらった。
MKさんのおかげで見事なコマクサを堪能することができた。
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7月6日 月山1984m
月のように丸く優しい姿という月山。確かに優しい姿だった。
そして、残雪で白く輝いて美しかった。
姥沢口のリフトで上がればすでに標高は1500m。
あとは雪渓の道をゆったりと登って行けばいい。
広々とした雪原の世界は別天地だった。
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7月7日 鳥海山2236m
鳥海山には標高約1200m地点の祓川口(矢島口)から登った。
雪渓を登って行くルートで、この山の全ルートを登っているMKさんの案内がなければ登れないコースだった。
雪渓歩きが終わると山頂へ向かっての急登。
ミヤマキンバイとイワベンケイが目に付く道を歯を食いしばって登って行く。
約3時間かかって標高2229mの七高山山頂に到着すると、強風にさらされたうえガスで視界がない。
最高峰の新山に行くのを諦めて山頂付近の花を見ていると、この山の固有種であるチョウカイフスマを見つけることができた。
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7月9日 朝日岳1870m
8日は移動日に当てて、9日はいよいよ朝日岳に登る。
標高670mの古寺鉱泉から高低差1200mのハードなコースだが、この山塊では日帰り可能な唯一の短いルートだ。
朝3時半に登山口を出発して2時間余りで古寺山1501mに到着。
ここでようやく右手に小朝日岳1647mと左手に大朝日岳1870mが姿を現した。
ちょうど満開に咲き誇るヒメサユリに励まされながら登っていく。
約5時間で大朝日岳山頂に到着。
北側に中岳と、その左手に西朝日岳1814m、右手遠くに以東岳が見える。
山仲間のM御夫妻が、昨日までの2泊3日で向こうまで縦走しているはずだ。
快晴の光に輝く縦走路を横目に同じ道を引き返て13時に下山。
往復9時間の行程だったが思ったよりも疲れていなかった。
蔵王山から同行していただいき、単独では行けない所の案内や色々な御世話を頂いたMKさんとはここでお別れ。
MKさん、大変お世話になりました。
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7月10日-11日 飯豊山2105m
いよいよ今回の山旅の締めくくりであり、最大の難関である飯豊山に登る日が来た。
MKさんの御世話もあり、天気にも恵まれて予想外に順調に進んできたが、10日は朝から雨模様。
どうするか迷いながら大日杉登山口に行くと、すでに10台以上の車があり、大勢の人が登山準備中。
登ることに即決。
7時10分から登り始め、約2時間半で地蔵岳1539mに到着。
ここでようやく前方に残雪の尾根が見え始めた。
地蔵岳から御坪まで約2時間、標高1500m前後の単調な道をアップダウンながら進んでいく。
御坪からようやく標高が上がり出し、種まき山を捲いて雪渓を3回横断すると、今日の宿泊地の切合小屋に到着した。到着と同時に雨は本降りになった。
夜半まで降っていた雨は朝には上がり、晴れ渡っていた。
朝5時から飯豊本山を目指す。
7時20分、本山山頂に到着するも強風で5分と居れない。写真だけ写して退散。
山名の同定はできなかったが、延々と雪尾根が続いていた。
朝日岳も大きい山だと感じ入ったが、ここはどこまでも続いていく大山塊だと思った。
下山途中で地元の方に雪渓下りを誘われたので同行させてもらった。
地元の人はアイゼンも付けずに軽快に急坂を滑り降りる。
こちらはアイゼンを付けて恐る恐るりて行く。さすが雪国の人は大したものだと感心。
9時間かかって大日杉登山口に下山。
梅雨時にもかかわらず、ほとんど雨に降られずに予定の6座に登り、日曜日に高速道に乗って2100円の高速料で帰着することが出来、満足の山旅だった。
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