2012年05月27日
大普賢岳-七曜岳
奥深い山に登った頂から見渡すと、目の前には幾つもの峰々が聳え立っている。
美しい山容の山、ドッシリとした姿の山、尖った形の山と、どの頂きも個性的で同じ姿はない。
山頂から眺めていると、次はあそこに登ってみたいと、次々と登りたい山が増えてくる。
奈良の大峰山系もそんな山系のひとつである。
先週、稲村ヶ岳から山上ヶ岳を周回した時に大普賢岳がすぐ近くに見え、登頂意欲を掻き立てられた。
早速、来週行こうと話がまとまり、昨日登ってきた。
メンバーは、いつものK君、IM君に加え、我々より一回り以上若い40代の壮健なF君と彼の山友3人の計7人。
コースは和佐又ヒュッテ前から大普賢岳-七曜岳-無双洞-和佐又山を周回するルートを歩いた。
コースの全貌が分からないまま登っていったが、最初に和佐又山に登ると全貌が見渡せることが、最後に分かった。
このほうが三角錐の峰がいくつも連なっているのが分かるので、挑戦意欲が沸いただろうと反省。

和佐又山山頂からの大普賢岳
登っていく途中、朝日窟、笙の窟など修験場の前を登って行き、尾根筋に上がると大きな台を置いたような形の大台ケ原が目に飛び込んでくるのが印象的だった。

2時間10分で大普賢岳山頂に到着。
途中、ハシゴ場が結構あったが綺麗に整備されていて登りやすいルートだった。

山頂から西側を見ると、先週登った稲村ヶ岳と小さな三角錐が印象的な大日山が目の前にあった。

山頂から七曜岳に下る途中に山頂付近の全貌が見渡せ、なかなかの絶景!

七曜岳から谷筋へ下ると水簾の滝や無双洞、鎖場の連続など変化に富み、飽きさせてくれない。

そして、底無井戸という好奇心を惹きつける名前の井戸に到着し、底があるかないか、石を落として確かめることが出来たのが、この日のハイライトとなった。(結果はひみつです)

朝7時50分から登りはじめ、下山は3時50分、約12kmの行程で歩行時間は6時間半。
先週の稲村ヶ岳-山上ヶ岳よりもアップダウンが激しくてハードだったが、変化に富んで面白いルートだった。
my homepage
美しい山容の山、ドッシリとした姿の山、尖った形の山と、どの頂きも個性的で同じ姿はない。
山頂から眺めていると、次はあそこに登ってみたいと、次々と登りたい山が増えてくる。
奈良の大峰山系もそんな山系のひとつである。
先週、稲村ヶ岳から山上ヶ岳を周回した時に大普賢岳がすぐ近くに見え、登頂意欲を掻き立てられた。
早速、来週行こうと話がまとまり、昨日登ってきた。
メンバーは、いつものK君、IM君に加え、我々より一回り以上若い40代の壮健なF君と彼の山友3人の計7人。
コースは和佐又ヒュッテ前から大普賢岳-七曜岳-無双洞-和佐又山を周回するルートを歩いた。
コースの全貌が分からないまま登っていったが、最初に和佐又山に登ると全貌が見渡せることが、最後に分かった。
このほうが三角錐の峰がいくつも連なっているのが分かるので、挑戦意欲が沸いただろうと反省。
和佐又山山頂からの大普賢岳
登っていく途中、朝日窟、笙の窟など修験場の前を登って行き、尾根筋に上がると大きな台を置いたような形の大台ケ原が目に飛び込んでくるのが印象的だった。
2時間10分で大普賢岳山頂に到着。
途中、ハシゴ場が結構あったが綺麗に整備されていて登りやすいルートだった。
山頂から西側を見ると、先週登った稲村ヶ岳と小さな三角錐が印象的な大日山が目の前にあった。

山頂から七曜岳に下る途中に山頂付近の全貌が見渡せ、なかなかの絶景!
七曜岳から谷筋へ下ると水簾の滝や無双洞、鎖場の連続など変化に富み、飽きさせてくれない。
そして、底無井戸という好奇心を惹きつける名前の井戸に到着し、底があるかないか、石を落として確かめることが出来たのが、この日のハイライトとなった。(結果はひみつです)
朝7時50分から登りはじめ、下山は3時50分、約12kmの行程で歩行時間は6時間半。
先週の稲村ヶ岳-山上ヶ岳よりもアップダウンが激しくてハードだったが、変化に富んで面白いルートだった。
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2012年05月21日
稲村ヶ岳-山上ヶ岳
昨日、奈良の稲村ヶ岳1726m-山上ヶ岳1719mを、K君、IM君、F君と4人で周回してきた。
去年の冬に観音峰から樹氷の稲村ヶ岳と大日岳の姿を見てから、登ってみたいと思っていたのが実現したものである。
10数年前に登ったことがあるが、何の下調べもせずに連れて行ってもらっただけなのでほとんど覚えていない。
ゆるやかな道を登って行き、稲村ヶ岳から山上ヶ岳へは男子だけ行き、女子は結界で待っていてもらったことぐらいしか記憶にない。
高砂から車で4時間を見込んでいたが、3時間で登山口に到着。
母公堂横の登山口から登っていくと、だらだらとした薄暗い杉林の道が続く。
この感覚は10数年前に味わったと、昨日ののことのように記憶が蘇ってきた。
2時間ほど歩いて山上ヶ辻近くまで登り、前方に峻険な三角錐の大日山が見え始めると、ようやく稲村ヶ岳に登ってきた実感が湧いてきた。
尖った姿には何故かワクワクする。

そして、稲村ヶ岳山頂の展望台に上ると360度に奈良の山々が広がっていて、以前にもこの上からどこまでも連なる山並みに圧倒されながら眺めていたことを思い出した。

稲村ヶ岳山頂からの八経ヶ岳
つづいて、レンゲ辻を越えて山上ヶ岳へ向かう。
新緑が芽吹き始めた変化のある道が気持ちいい。

山上ヶ岳山頂はお花畑と名付けられた綺麗な笹原である。

そして、山上ヶ岳山頂から見る稲村ヶ岳もいいものだった。

最後に、大峰山の名所、西の覗きから見下ろしてから下山。

朝7時10分に登り始め、15時50分に駐車地点に到着。
約17km、7時間半の歩行だった。
大日岳への往復と、レンゲ辻から山上ヶ岳への登りが変化のある道だったが、あとは緩やかな道が続き、距離の割には疲れが少ない一日だった。
この感覚も以前に登った時に思ったのと同じで、景色は忘れていても感覚は残っているものだ。
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去年の冬に観音峰から樹氷の稲村ヶ岳と大日岳の姿を見てから、登ってみたいと思っていたのが実現したものである。
10数年前に登ったことがあるが、何の下調べもせずに連れて行ってもらっただけなのでほとんど覚えていない。
ゆるやかな道を登って行き、稲村ヶ岳から山上ヶ岳へは男子だけ行き、女子は結界で待っていてもらったことぐらいしか記憶にない。
高砂から車で4時間を見込んでいたが、3時間で登山口に到着。
母公堂横の登山口から登っていくと、だらだらとした薄暗い杉林の道が続く。
この感覚は10数年前に味わったと、昨日ののことのように記憶が蘇ってきた。
2時間ほど歩いて山上ヶ辻近くまで登り、前方に峻険な三角錐の大日山が見え始めると、ようやく稲村ヶ岳に登ってきた実感が湧いてきた。
尖った姿には何故かワクワクする。
そして、稲村ヶ岳山頂の展望台に上ると360度に奈良の山々が広がっていて、以前にもこの上からどこまでも連なる山並みに圧倒されながら眺めていたことを思い出した。
稲村ヶ岳山頂からの八経ヶ岳
つづいて、レンゲ辻を越えて山上ヶ岳へ向かう。
新緑が芽吹き始めた変化のある道が気持ちいい。
山上ヶ岳山頂はお花畑と名付けられた綺麗な笹原である。
そして、山上ヶ岳山頂から見る稲村ヶ岳もいいものだった。
最後に、大峰山の名所、西の覗きから見下ろしてから下山。
朝7時10分に登り始め、15時50分に駐車地点に到着。
約17km、7時間半の歩行だった。
大日岳への往復と、レンゲ辻から山上ヶ岳への登りが変化のある道だったが、あとは緩やかな道が続き、距離の割には疲れが少ない一日だった。
この感覚も以前に登った時に思ったのと同じで、景色は忘れていても感覚は残っているものだ。
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2012年05月14日
荒地山-東お多福山
昨日は山仲間10人で、六甲山系の荒地山549mから東お多福山697mを周回してきた。
阪急芦屋川駅から荒地山に登り、芦有道路沿いを歩いてから東お多福山に登って、風吹岩から阪急岡本駅に下山する約14㎞のルート。
この日は下山後、6時から三宮で飲み放題設定の中華料理での夕食会が予定され、これに合わせてコース設定がされた。
絶好のハイキング日和のためか、朝9時に芦屋川駅に降り立つと駅前広場はハイカーで溢れていた。
しかも、北の方の山では滅多に出会わない山ガールや山ボーィが大半を占めていて、年寄軍団は肩身を狭めての出発。

荒地山は今年2月にも歩いたが、岩梯子と呼ばれている岩壁を登るのがハイライト。



岩壁を登り終えたあと、岩の上から神戸の街並みを見下ろす時の爽やかな風が心地よい。

荒地山から約4㎞、1時間半歩いて東お多福山へ。

そして、風吹岩から荒地山を眺め、16時に岡本駅へ下山。

爽やかな春の日差しを浴びながらの14㎞、約6時間のハイキングの後、歓談しながら飲みほすビールの味は格別だった。
いつもは車を使っての山登りのためアルコールは厳禁なので、たまには公共交通機関を利用するのもいいものである。
阪急芦屋川駅から荒地山に登り、芦有道路沿いを歩いてから東お多福山に登って、風吹岩から阪急岡本駅に下山する約14㎞のルート。
この日は下山後、6時から三宮で飲み放題設定の中華料理での夕食会が予定され、これに合わせてコース設定がされた。
絶好のハイキング日和のためか、朝9時に芦屋川駅に降り立つと駅前広場はハイカーで溢れていた。
しかも、北の方の山では滅多に出会わない山ガールや山ボーィが大半を占めていて、年寄軍団は肩身を狭めての出発。
荒地山は今年2月にも歩いたが、岩梯子と呼ばれている岩壁を登るのがハイライト。
岩壁を登り終えたあと、岩の上から神戸の街並みを見下ろす時の爽やかな風が心地よい。
荒地山から約4㎞、1時間半歩いて東お多福山へ。
そして、風吹岩から荒地山を眺め、16時に岡本駅へ下山。
爽やかな春の日差しを浴びながらの14㎞、約6時間のハイキングの後、歓談しながら飲みほすビールの味は格別だった。
いつもは車を使っての山登りのためアルコールは厳禁なので、たまには公共交通機関を利用するのもいいものである。
2012年05月09日
観音山と来日岳
5月8日
7日夜は道の駅神鍋高原で車中泊。
ここは温泉もあり、100台ほど駐車できる大きな道の駅で、この日はキャンピングカー2台を含めて10台ほどの宿泊車だった。

朝5時40分に道の駅を出発し、36km走って6時30分に浜坂に到着。
観音山245mは海辺の綺麗な形の山である。
空気も爽やかで朝の散策にはちょうどいい。

白馬公園の駐車場に車を止めて、相応峰寺(そうおうぶじ)に向かい、お寺の右手から山頂の観音堂へつづく参道を登っていく。
参道は広く、石仏が次々に迎えてくれるので飽きずに登れる。


山頂からは浜坂の海岸や日本海が広がっていた。


下山は西側に延びる尾根道を下っていくと、海岸の岩場に降り立つ。
標高ゼロmから登る山だったと改めて感じ入った。

天気も良く、登り50分、下り30分の周回ルートは、気持ちのいい散策コースだった。
浜坂から海岸沿いの道を約50km、1時間半走って城崎へ。
11時に来日岳567m登山口に到着。ちょうどいい時間である。

線路の下をくぐって、登山口を登り始めるといきなりの急登が続く。
約30分かかって登り詰めると304mピーク。ヤレヤレである。
20分ほど適度なアップダウンがあり、新緑の若葉が心地よい尾根道を歩く。
次々と石仏のお出迎えがあるのも嬉しい。

「あと10分」の標識が出てくると最後の一踏ん張り。
陽の光に輝く緑の森の道を歩くのは楽しく、元気が出る。

1時間20分で山頂に到着。

山頂からは城崎海岸から豊岡市街地までの展望が開けていた。
昼食後、同じ道を60分で下山。
来日岳は500m余りの低山だと甘く考えていたが、なかなか歩き応えのあるいい山だった。
この2日間の山旅は、兵庫100山完登のための消化試合と思いながら出かけたが、今日の2山は予想に反して充実の山歩きが楽しめた。
これで兵庫100山は、鉢伏山を残すだけとなった。
7日夜は道の駅神鍋高原で車中泊。
ここは温泉もあり、100台ほど駐車できる大きな道の駅で、この日はキャンピングカー2台を含めて10台ほどの宿泊車だった。
朝5時40分に道の駅を出発し、36km走って6時30分に浜坂に到着。
観音山245mは海辺の綺麗な形の山である。
空気も爽やかで朝の散策にはちょうどいい。
白馬公園の駐車場に車を止めて、相応峰寺(そうおうぶじ)に向かい、お寺の右手から山頂の観音堂へつづく参道を登っていく。
参道は広く、石仏が次々に迎えてくれるので飽きずに登れる。
山頂からは浜坂の海岸や日本海が広がっていた。
下山は西側に延びる尾根道を下っていくと、海岸の岩場に降り立つ。
標高ゼロmから登る山だったと改めて感じ入った。
天気も良く、登り50分、下り30分の周回ルートは、気持ちのいい散策コースだった。
浜坂から海岸沿いの道を約50km、1時間半走って城崎へ。
11時に来日岳567m登山口に到着。ちょうどいい時間である。

線路の下をくぐって、登山口を登り始めるといきなりの急登が続く。
約30分かかって登り詰めると304mピーク。ヤレヤレである。
20分ほど適度なアップダウンがあり、新緑の若葉が心地よい尾根道を歩く。
次々と石仏のお出迎えがあるのも嬉しい。
「あと10分」の標識が出てくると最後の一踏ん張り。
陽の光に輝く緑の森の道を歩くのは楽しく、元気が出る。
1時間20分で山頂に到着。
山頂からは城崎海岸から豊岡市街地までの展望が開けていた。
昼食後、同じ道を60分で下山。
来日岳は500m余りの低山だと甘く考えていたが、なかなか歩き応えのあるいい山だった。
この2日間の山旅は、兵庫100山完登のための消化試合と思いながら出かけたが、今日の2山は予想に反して充実の山歩きが楽しめた。
これで兵庫100山は、鉢伏山を残すだけとなった。
2012年05月09日
牛ヶ峰山と三成山
5月7日
ふるさと兵庫100山で残っている日本海側の山4座を登るため、1泊2日の山旅に出かけてきた。
朝6時に高砂を出発し、2時間半で最初の目的地である美方郡新温泉町の牛ヶ峰山713m登山口近くに到着したが、登山口がなかなか分からない。
海上(うみがみ)の方まで行ってみたり、越坂(おっさか)を越えて向こうまで上がってみたりしても見つからない。
1時間近く車でウロウロしたあと、結局2人の地元の方に教えてもらってようやく登山口を見つけることが出来た。
海上の集落に向かう途中から見た牛ヶ峰山は、なかなかいい姿をしていた。
しかし、越坂集落の上にある登山口は既に標高400m地点で、歩き始めると40分で山頂手前の朽ちかけた牛ヶ峰神社社殿に到着。

社殿裏が、2等三角点の標識だけある見晴らしのない山頂だった。

下山は同じ道を引き返し、25分で登山口に到着。
結局、途中にあったブナの大木の新緑だけが印象深かった。

my homepage(牛ヶ峰山)
つづいて、牛ヶ峰山の約20km北にある三成山(みなるやま)536mに向かった。
約20分車を走らせて登山口のある後山集落に到着したが、結局山の姿は分からなかった。
山容がわからないまま登る山はチャレンジ意欲が減退する。
おまけに山頂まで林道歩きなので意欲はますます減退。

1時間半で、これまた展望の閉ざされた、1等三角点と天測点のコンクリート柱がある山頂に到着。


下山も同じ林道を引き返すのは面白く無いので、踏み跡のはっきりしない登山道を下ったが、目印のテープを見失うと進む方向がわからなくなってしまい、結構スリリングで面白かった。
下山は急坂の道だったこともあり、50分で登山口に到着。
タニウツギが良く咲いていたのが印象的な山だった。

ふるさと兵庫100山で残っている日本海側の山4座を登るため、1泊2日の山旅に出かけてきた。
朝6時に高砂を出発し、2時間半で最初の目的地である美方郡新温泉町の牛ヶ峰山713m登山口近くに到着したが、登山口がなかなか分からない。
海上(うみがみ)の方まで行ってみたり、越坂(おっさか)を越えて向こうまで上がってみたりしても見つからない。
1時間近く車でウロウロしたあと、結局2人の地元の方に教えてもらってようやく登山口を見つけることが出来た。
海上の集落に向かう途中から見た牛ヶ峰山は、なかなかいい姿をしていた。
しかし、越坂集落の上にある登山口は既に標高400m地点で、歩き始めると40分で山頂手前の朽ちかけた牛ヶ峰神社社殿に到着。
社殿裏が、2等三角点の標識だけある見晴らしのない山頂だった。
下山は同じ道を引き返し、25分で登山口に到着。
結局、途中にあったブナの大木の新緑だけが印象深かった。
my homepage(牛ヶ峰山)
つづいて、牛ヶ峰山の約20km北にある三成山(みなるやま)536mに向かった。
約20分車を走らせて登山口のある後山集落に到着したが、結局山の姿は分からなかった。
山容がわからないまま登る山はチャレンジ意欲が減退する。
おまけに山頂まで林道歩きなので意欲はますます減退。
1時間半で、これまた展望の閉ざされた、1等三角点と天測点のコンクリート柱がある山頂に到着。
下山も同じ林道を引き返すのは面白く無いので、踏み跡のはっきりしない登山道を下ったが、目印のテープを見失うと進む方向がわからなくなってしまい、結構スリリングで面白かった。
下山は急坂の道だったこともあり、50分で登山口に到着。
タニウツギが良く咲いていたのが印象的な山だった。