2007年06月21日
日名倉山
この頃の高御位山は成井から登っても暑くてバテテしまう。
登るときにいくら汗をかいても登頂したときの爽快感が登山の醍醐味だが、この時期の高御位山はつらいばかりだ。やはりもう少し高い山に登るしかない。
そこで、明日からまた天気が崩れそうなので、今日、次に登ろうと決めていた日名倉山に登ることにした。
友人に聞くと、この山は頂上まで木の中を歩くということなのでこの季節にちょうどいい。
しかし、期待して行ったわりにはあまり面白い山ではなかった。
エーガイヤ千草の前の国道429号から林道に入るまでは良かったが、この林道が狭くて落石も多く石が車の底に何度もすれ、心地が悪い。林道終点まで車で行けるとのことだったが、途中で車が止められるスペースがあったのでそこから歩くことにした。標高約600mの地点だった。
15分ほど歩くと林道終点で、標高は約650m。時間は11時30分になっていた。
ここから登山道に入り、しばらく沢に沿って歩くが杉・桧の植樹林が続く。
確かに日陰の中で傾斜もきつくないが単調な行程だ。
高木の少ない尾根を二つ超え12時50分に1047mの頂上三角点に到着した。
頂上は広く、ベンチもあり、本来は見晴らしも良いが、北側の指呼の間にある氷ノ山,三室山に次ぐ高山の後山(うしろやま)には雲がかかり、眼下の集落もかすんでいた。ただ、高山だけあって暑くはなく、心地よい風がしばし気持ちを和ませてくれた。
ほかに誰もいなかったのでベンチを占領してコンビニ弁当を食べ、車まで1時間足らずで下山。
帰ってから案内書を読み返すと、岡山県側のビジターセンター前から登るルートを勧めており、千種町側の林道には小型の4輪駆動車以外は乗り入れない方が良いと書かれていた。なるほどそういうことか、と帰ってきてから気づいた。

日名倉山

薄暗い杉・檜林の中を登っていき、視界が開けたら倒木が除去された山が現れた

900m位のところでようやく自然林が現れた

林道終点から1時間で尾根に到着

2つのピークを越え、1047mの山頂に到着

頂上は広くベンチもある
登るときにいくら汗をかいても登頂したときの爽快感が登山の醍醐味だが、この時期の高御位山はつらいばかりだ。やはりもう少し高い山に登るしかない。
そこで、明日からまた天気が崩れそうなので、今日、次に登ろうと決めていた日名倉山に登ることにした。
友人に聞くと、この山は頂上まで木の中を歩くということなのでこの季節にちょうどいい。
しかし、期待して行ったわりにはあまり面白い山ではなかった。
エーガイヤ千草の前の国道429号から林道に入るまでは良かったが、この林道が狭くて落石も多く石が車の底に何度もすれ、心地が悪い。林道終点まで車で行けるとのことだったが、途中で車が止められるスペースがあったのでそこから歩くことにした。標高約600mの地点だった。
15分ほど歩くと林道終点で、標高は約650m。時間は11時30分になっていた。
ここから登山道に入り、しばらく沢に沿って歩くが杉・桧の植樹林が続く。
確かに日陰の中で傾斜もきつくないが単調な行程だ。
高木の少ない尾根を二つ超え12時50分に1047mの頂上三角点に到着した。
頂上は広く、ベンチもあり、本来は見晴らしも良いが、北側の指呼の間にある氷ノ山,三室山に次ぐ高山の後山(うしろやま)には雲がかかり、眼下の集落もかすんでいた。ただ、高山だけあって暑くはなく、心地よい風がしばし気持ちを和ませてくれた。
ほかに誰もいなかったのでベンチを占領してコンビニ弁当を食べ、車まで1時間足らずで下山。
帰ってから案内書を読み返すと、岡山県側のビジターセンター前から登るルートを勧めており、千種町側の林道には小型の4輪駆動車以外は乗り入れない方が良いと書かれていた。なるほどそういうことか、と帰ってきてから気づいた。
日名倉山
薄暗い杉・檜林の中を登っていき、視界が開けたら倒木が除去された山が現れた
900m位のところでようやく自然林が現れた
林道終点から1時間で尾根に到着
2つのピークを越え、1047mの山頂に到着
頂上は広くベンチもある
2007年06月13日
有馬三山
夏の高御位山は暑い。今までなら頂上まで一気に登り、500mlのペットボトルが1本あれば十分だったのが、夏は途中で休憩をとりながらでないと登れないし、水も500mlでは足りない。山登りを始めて、直射日光にさらされての暑さほど体力を消耗させるものはないと、思い知らされている。
そんな思いもあって、今日は有馬三山に登って来た。以前、真冬の凍結した時に先輩に連れられて登ったことがあるが、本でコースタイムを調べると、有馬温泉の観光案内所裏側から登り、落葉山(533m)-灰形山(619m)-湯槽谷山(801m)の3つの山を登り、紅葉谷から降りてくるルートをロープウエイの乗り場まで下りるのに3時間半ぐらい。これなら金の湯に入ってきても夕方には帰れる。
8時半ごろ家を出て、9時半に有馬のロープウエイ下の駐車場に到着し、10時ごろから登り始める。有馬温泉は標高約400mのところだが、日がさすとやはり暑い。しかし高木の登山道に踏み入れると冷気が心地よい。10kg近いザックを背負っていても重さを感じない。急登のところもあり汗はびっしょりかくが、その分体が軽くなる気分だ。運動量は高御位山を3往復するぐらいあるが、こちらの方がよほど楽だ。午後1時半には下山出来、予定通りの時間と予想通りの気分が味わえた。
六甲山は毎週登っても全部は登り切れないほど登山ルートがあるが、高砂からは費用もかかるのでそうは来れない。日々は暑くても高御位で修行するしかない。


登山道は程よい日陰で急登もある

灰形山頂上と灰形山からの湯槽谷山

湯槽谷山はロープウエイの通過点になっている

湯槽谷は緑が深く、谷に沿って細い道がついている。
湯槽谷山の由来は、有馬温泉の湯槽を造る木をこの山の谷から切り出したことによるらしい。
そんな思いもあって、今日は有馬三山に登って来た。以前、真冬の凍結した時に先輩に連れられて登ったことがあるが、本でコースタイムを調べると、有馬温泉の観光案内所裏側から登り、落葉山(533m)-灰形山(619m)-湯槽谷山(801m)の3つの山を登り、紅葉谷から降りてくるルートをロープウエイの乗り場まで下りるのに3時間半ぐらい。これなら金の湯に入ってきても夕方には帰れる。
8時半ごろ家を出て、9時半に有馬のロープウエイ下の駐車場に到着し、10時ごろから登り始める。有馬温泉は標高約400mのところだが、日がさすとやはり暑い。しかし高木の登山道に踏み入れると冷気が心地よい。10kg近いザックを背負っていても重さを感じない。急登のところもあり汗はびっしょりかくが、その分体が軽くなる気分だ。運動量は高御位山を3往復するぐらいあるが、こちらの方がよほど楽だ。午後1時半には下山出来、予定通りの時間と予想通りの気分が味わえた。
六甲山は毎週登っても全部は登り切れないほど登山ルートがあるが、高砂からは費用もかかるのでそうは来れない。日々は暑くても高御位で修行するしかない。
登山道は程よい日陰で急登もある
灰形山頂上と灰形山からの湯槽谷山
湯槽谷山はロープウエイの通過点になっている
湯槽谷は緑が深く、谷に沿って細い道がついている。
湯槽谷山の由来は、有馬温泉の湯槽を造る木をこの山の谷から切り出したことによるらしい。
2007年06月05日
石鎚山と剣山
石鎚山は1982mの西日本で一番高い山で、剣山は1955mでそれに続く。ともに日本100名山に選ばれ人気の山だ。この週末、天気も大丈夫そうだったので一晩オートキャンプ場に泊り、両山を踏破してきた。
標高はほとんど変わらないのに全く正反対の山だった。
剣山は、約1400m地点の登山口からよく整備された緩やかな道を散策気分で登って行けば、およそ1時間余りで頂上に着いてしまった。高御位山に登るより疲れない。しかし、1800mくらいからは高木がほとんどないクマ笹の世界で、この日は曇り空のせいもあったが頂上は強風でガスの中、気温3度というのはやはり高山である。
一方、石鎚山は、登山口はロープウエイを下りた約1200mのところで高低差は剣山と200mほどしか変わらないが、鎖場や急登が続き登頂に約3時間もかかる険しい山だった。試しの鎖を含め4つある鎖場は、予想を超える厳しさで、頂上に着いた時はくたくたになってしまった。しかし、晴天のおかげもあり、眺望は最高だった。こんなに素晴らしい景色は北アルプス穂高の涸沢の景色以来だ。弥山からの天狗岳も天狗岳からの弥山も写真で見たとおりだった。
日本の豊かな自然と四季のある気候はヒマラヤ山脈のおかげだが、瀬戸内の穏やかな気候は四国の山々のおかげである。いつもはあまり意識しないが、今回の登山でこのことを改めて実感してきた。
石鎚山

石鎚山頂上・弥山からの天狗岳

石鎚山頂上・天狗岳からの弥山
写真右下の青い建物から第3の鎖をよじ登ると弥山頂上

弥山からの眺望
地図はこちら
剣山

剣山の登山道は快適だった

剣山の頂上はガスのため視界不良
地図はこちら
標高はほとんど変わらないのに全く正反対の山だった。
剣山は、約1400m地点の登山口からよく整備された緩やかな道を散策気分で登って行けば、およそ1時間余りで頂上に着いてしまった。高御位山に登るより疲れない。しかし、1800mくらいからは高木がほとんどないクマ笹の世界で、この日は曇り空のせいもあったが頂上は強風でガスの中、気温3度というのはやはり高山である。
一方、石鎚山は、登山口はロープウエイを下りた約1200mのところで高低差は剣山と200mほどしか変わらないが、鎖場や急登が続き登頂に約3時間もかかる険しい山だった。試しの鎖を含め4つある鎖場は、予想を超える厳しさで、頂上に着いた時はくたくたになってしまった。しかし、晴天のおかげもあり、眺望は最高だった。こんなに素晴らしい景色は北アルプス穂高の涸沢の景色以来だ。弥山からの天狗岳も天狗岳からの弥山も写真で見たとおりだった。
日本の豊かな自然と四季のある気候はヒマラヤ山脈のおかげだが、瀬戸内の穏やかな気候は四国の山々のおかげである。いつもはあまり意識しないが、今回の登山でこのことを改めて実感してきた。
石鎚山
石鎚山頂上・弥山からの天狗岳
石鎚山頂上・天狗岳からの弥山
写真右下の青い建物から第3の鎖をよじ登ると弥山頂上
弥山からの眺望

剣山
剣山の登山道は快適だった
剣山の頂上はガスのため視界不良
