2012年07月30日
木曽駒ヶ岳-空木岳
26日から山仲間12人で、中央アルプスの木曽駒ヶ岳2956m-空木岳2864mの縦走登山に行ってきた。
26日は、駒ヶ岳ロープウエイで標高2600mの千畳敷カールまで一気に上がり、1時間40分歩いて木曽駒ヶ岳山頂にある木曽小屋泊り。
27日は、宝剣岳2931mを越え、濁沢大峰2708m-檜尾岳2728m-熊沢岳2778m-東川岳2671mへと歩を進め、空木岳手前の木曽殿山荘まで約9kmを縦走。
28日は、木曽殿山荘から1時間半の急登を登って空木岳山頂を踏んだあと、標高約900mの駒ヶ池登山口まで高低差2000mを駆け下りた。
木曽駒ヶ岳から空木岳までの縦走路は岩場の多いロングコースだが、アップダウンが少ないので大したことはないだろうと甘く考えていたが、進むにつれて三点確保しながら岩場を登り降りするところが次々と現れる、ハードなコースであることを思い知らされた。
まずは宝剣岳を登る。

何回も鎖場の道をよじ登る。

きっちりと整備されているので安全な道だが気は抜けない。

1時間かかって到着した宝剣岳山頂からは空木岳まで続く尾根筋が見渡せ、歩きやすそうに見える。

しかし、極楽平-島田娘を過ぎると濁沢大峰の気を抜けない岩尾根が結構長く続いた。

檜尾岳への縦走路は、花を楽しみながら一息つける道だった。

しかし、熊沢岳へは又もや岩場の道。

そして、約8時間歩いてたどり着いた木曽殿山荘は、布団1枚に2人のスペースしか与えられず、残念ながら殆ど眠れずに疲労回復に失敗。

翌朝、睡眠不足の体での空木岳への登りは、約2500mの鞍部から高低差360mしかないが、岩場の多いハードな道だった。

岩場をぬいながらピークにたどり着くと次のピークが現れる。

1時間半で空木岳山頂に到着。

山頂で一休みしてから、最初は奇岩を見ながら見晴らしのいい池山尾根を降りていく。

小地獄-大地獄のヤセ尾根に一苦労し、樹林帯に入るとひたすらゴールを待ちわびる忍耐の道が続くが、先頭で牽引してくれているOさんは以前この尾根を日帰りで往復したとのことなので、そのタフさには感心するしかない。
次第に足が痛みだす足をかばいながら、山頂から高低差約2000mを、5時間50分かかってようやくスキー場駐車場に下山した。
予想していたよりも厳しい行程で、単独で天気の悪い日に来ていたらなら泣きそうになるところだが、3日間とも好天に恵まれて山仲間と談笑しながらだったので快適な山歩きが楽しめた。
my homepage
26日は、駒ヶ岳ロープウエイで標高2600mの千畳敷カールまで一気に上がり、1時間40分歩いて木曽駒ヶ岳山頂にある木曽小屋泊り。
27日は、宝剣岳2931mを越え、濁沢大峰2708m-檜尾岳2728m-熊沢岳2778m-東川岳2671mへと歩を進め、空木岳手前の木曽殿山荘まで約9kmを縦走。
28日は、木曽殿山荘から1時間半の急登を登って空木岳山頂を踏んだあと、標高約900mの駒ヶ池登山口まで高低差2000mを駆け下りた。
木曽駒ヶ岳から空木岳までの縦走路は岩場の多いロングコースだが、アップダウンが少ないので大したことはないだろうと甘く考えていたが、進むにつれて三点確保しながら岩場を登り降りするところが次々と現れる、ハードなコースであることを思い知らされた。
まずは宝剣岳を登る。
何回も鎖場の道をよじ登る。
きっちりと整備されているので安全な道だが気は抜けない。
1時間かかって到着した宝剣岳山頂からは空木岳まで続く尾根筋が見渡せ、歩きやすそうに見える。
しかし、極楽平-島田娘を過ぎると濁沢大峰の気を抜けない岩尾根が結構長く続いた。
檜尾岳への縦走路は、花を楽しみながら一息つける道だった。
しかし、熊沢岳へは又もや岩場の道。
そして、約8時間歩いてたどり着いた木曽殿山荘は、布団1枚に2人のスペースしか与えられず、残念ながら殆ど眠れずに疲労回復に失敗。
翌朝、睡眠不足の体での空木岳への登りは、約2500mの鞍部から高低差360mしかないが、岩場の多いハードな道だった。
岩場をぬいながらピークにたどり着くと次のピークが現れる。
1時間半で空木岳山頂に到着。
山頂で一休みしてから、最初は奇岩を見ながら見晴らしのいい池山尾根を降りていく。
小地獄-大地獄のヤセ尾根に一苦労し、樹林帯に入るとひたすらゴールを待ちわびる忍耐の道が続くが、先頭で牽引してくれているOさんは以前この尾根を日帰りで往復したとのことなので、そのタフさには感心するしかない。
次第に足が痛みだす足をかばいながら、山頂から高低差約2000mを、5時間50分かかってようやくスキー場駐車場に下山した。
予想していたよりも厳しい行程で、単独で天気の悪い日に来ていたらなら泣きそうになるところだが、3日間とも好天に恵まれて山仲間と談笑しながらだったので快適な山歩きが楽しめた。
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2012年07月09日
ミニ尾瀬公園と檜枝岐村
車中泊をしながら巻機山ー越後駒ヶ岳ー会津駒ケ岳ー燧ヶ岳ー平ヶ岳の5座を登る山旅に出かけるにあたって、一番気になったのが檜枝岐村(ひのえまたむら)での滞在方法だった。
檜枝岐村を拠点にして登る山が3座あるので、3~5日を車中泊しながら過ごすには、まずトイレと洗面所のある駐車場を探す必要があること。
次に、食料の調達。
3つ目に雨の日等に時間を潰せる場所。
事前の調査では、檜枝岐村周辺には道の駅がなく、尾瀬御池に駐車場はあるが一日千円の有料なので、出来れば無料で停められるところを探したい。
檜枝岐村は尾瀬沼への北側からの進入拠点なので、民宿は沢山あるがコンビニがない。食事処はほとんどがそば屋で、しかも夕方5時には終わってしまう。
行ってみるとさほど心配することなく滞在できた。
車中泊の拠点としては、ミニ尾瀬公園駐車場が快適だった。
広い駐車場にはきれいなトイレもあり申し分なかった。

無料で何日も滞在するのも悪いので、駐車場の対岸にあるミニ尾瀬公園に入場料500円を払って行ってみた。
駐車場からは広くは見えなかったが、行ってみると結構広く、なかなか見応えのあるところだった。

白旗史朗尾瀬写真美術館、尾瀬書美術館も良かったし、育てられている高山植物が見事だった。
今の時期に尾瀬に行ってもまだ咲いていないニッコウキスゲや、砂礫にしか咲かないコマクサが綺麗に咲いていた。
数十種の花が育てられているようで、ゆっくり見て回れば半日ぐらい楽しめる、なかなかいいところだった。



食料の調達は、JAのガソリンスタンドの裏にJAのストアがあり、パンやオヤツはここで調達できた。

おにぎりや弁当も欲しいところだが、これらは持参した乾燥保存食を調理するしかなかった。
昼にうまい裁ちそばを食べるところには困らない。
時間を持て余したら、村役場の前にある歴史民俗資料館がオススメだ。
縄文時代からの村の歴史資料が展示されていて面白かった。
観光案内所も兼ねているので、聞けばいろんなところを教えてくれるはずだ。

関西から尾瀬に入るときは、南側の群馬県片品村からアプローチしがちだが、福島県檜枝岐村まで足を伸ばすのもいいものだと思った。
檜枝岐村を拠点にして登る山が3座あるので、3~5日を車中泊しながら過ごすには、まずトイレと洗面所のある駐車場を探す必要があること。
次に、食料の調達。
3つ目に雨の日等に時間を潰せる場所。
事前の調査では、檜枝岐村周辺には道の駅がなく、尾瀬御池に駐車場はあるが一日千円の有料なので、出来れば無料で停められるところを探したい。
檜枝岐村は尾瀬沼への北側からの進入拠点なので、民宿は沢山あるがコンビニがない。食事処はほとんどがそば屋で、しかも夕方5時には終わってしまう。
行ってみるとさほど心配することなく滞在できた。
車中泊の拠点としては、ミニ尾瀬公園駐車場が快適だった。
広い駐車場にはきれいなトイレもあり申し分なかった。
無料で何日も滞在するのも悪いので、駐車場の対岸にあるミニ尾瀬公園に入場料500円を払って行ってみた。
駐車場からは広くは見えなかったが、行ってみると結構広く、なかなか見応えのあるところだった。
白旗史朗尾瀬写真美術館、尾瀬書美術館も良かったし、育てられている高山植物が見事だった。
今の時期に尾瀬に行ってもまだ咲いていないニッコウキスゲや、砂礫にしか咲かないコマクサが綺麗に咲いていた。
数十種の花が育てられているようで、ゆっくり見て回れば半日ぐらい楽しめる、なかなかいいところだった。
食料の調達は、JAのガソリンスタンドの裏にJAのストアがあり、パンやオヤツはここで調達できた。
おにぎりや弁当も欲しいところだが、これらは持参した乾燥保存食を調理するしかなかった。
昼にうまい裁ちそばを食べるところには困らない。
時間を持て余したら、村役場の前にある歴史民俗資料館がオススメだ。
縄文時代からの村の歴史資料が展示されていて面白かった。
観光案内所も兼ねているので、聞けばいろんなところを教えてくれるはずだ。
関西から尾瀬に入るときは、南側の群馬県片品村からアプローチしがちだが、福島県檜枝岐村まで足を伸ばすのもいいものだと思った。
2012年07月07日
平ヶ岳
29日を休養日にして檜枝岐村を散策し、元気回復。
夕方、26km車を走らせ、平ヶ岳登山口へ。
いよいよこの旅の最後の山で、往復22km、歩行時間12時間の、日帰りの百名山で一番難しい秘境の山に登る時が来た。
6月30日(土) 平ヶ岳2141m
昨日の夕方は東京からの単独行の人と2台だけだったが、さすがに天気のいい土曜日とあって、夜目を覚ますと15台駐車できる駐車場は満車になっていた。
まだ真っ暗な朝3時40分に出発するが、30分もすると明るくなってきた。
標高838mの登山口から約2時間かけて急坂を登り、標高1610mの下台倉山まで上がると、あとは緩い道が続き、しばらくは燧ヶ岳を見ながらの気持ちのいい尾根歩きが楽しめる。
5時間20分歩いて、9時、ようやく池ノ岳に上がると、目の前に姫の池が広がり、その奥には平ヶ岳が控えていた。
流した汗が報われた感動の瞬間だった。


ワタスゲがよく咲いているなだらかな道を平ヶ岳山頂へ向かう。
30分歩いて山頂に到着したが、名前のとおり本当に平なところだった。

つづいてこの山のシンボルの玉子石へ。
確かにまん丸い石と台の石とは一体になっていて、自然に出来たとは思えない不思議な石だった。
ここからの景色も素晴らしかった。

登りは予定時間内に山頂へ到着し、さほど疲れも感じなかったが、下山するにつれて踏ん張りが効かなくなり、最後の急坂のヤセ尾根は足が痛んでソロリソロリ。
本当に長大な尾根歩きだった。

結局、姫の池から4時間で下山する予定が4時間30分かかり、駐車場に到着したのは16時30分になっていた。
しかし、広々とした頂稜に池塘が散りばめられた山頂は、天空の楽園と言うにふさわしく、苦労したぶん余計に忘れがたいところになると思う。
梅雨の中休みとは言え1週間も晴天が続き、想定以上の素晴らしい山旅を終えることが出来た。
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夕方、26km車を走らせ、平ヶ岳登山口へ。
いよいよこの旅の最後の山で、往復22km、歩行時間12時間の、日帰りの百名山で一番難しい秘境の山に登る時が来た。
6月30日(土) 平ヶ岳2141m
昨日の夕方は東京からの単独行の人と2台だけだったが、さすがに天気のいい土曜日とあって、夜目を覚ますと15台駐車できる駐車場は満車になっていた。
まだ真っ暗な朝3時40分に出発するが、30分もすると明るくなってきた。
標高838mの登山口から約2時間かけて急坂を登り、標高1610mの下台倉山まで上がると、あとは緩い道が続き、しばらくは燧ヶ岳を見ながらの気持ちのいい尾根歩きが楽しめる。
5時間20分歩いて、9時、ようやく池ノ岳に上がると、目の前に姫の池が広がり、その奥には平ヶ岳が控えていた。
流した汗が報われた感動の瞬間だった。
ワタスゲがよく咲いているなだらかな道を平ヶ岳山頂へ向かう。
30分歩いて山頂に到着したが、名前のとおり本当に平なところだった。
つづいてこの山のシンボルの玉子石へ。
確かにまん丸い石と台の石とは一体になっていて、自然に出来たとは思えない不思議な石だった。
ここからの景色も素晴らしかった。
登りは予定時間内に山頂へ到着し、さほど疲れも感じなかったが、下山するにつれて踏ん張りが効かなくなり、最後の急坂のヤセ尾根は足が痛んでソロリソロリ。
本当に長大な尾根歩きだった。
結局、姫の池から4時間で下山する予定が4時間30分かかり、駐車場に到着したのは16時30分になっていた。
しかし、広々とした頂稜に池塘が散りばめられた山頂は、天空の楽園と言うにふさわしく、苦労したぶん余計に忘れがたいところになると思う。
梅雨の中休みとは言え1週間も晴天が続き、想定以上の素晴らしい山旅を終えることが出来た。
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2012年07月06日
燧ヶ岳
巻機山、越後駒ヶ岳、会津駒ケ岳と、3日連続で登ったのでかなり疲労が溜まってきたが、天気予報では明日も晴天で明後日に少し崩れるという。
そうなるともう一日頑張るしかない。
6月28日(木) 燧ヶ岳2356m
燧ヶ岳は御池登山口から登るつもりだったが、急坂とガレ場があり、残雪期には注意が必要とのことなので、疲れた体に無理は禁物と思い、無難な沼沢登山口から登ることにした。
御池駐車場に車を停め、朝5時30分発の沼沢峠行きのシャトルバスで20分、沼沢峠登山口に到着。
木道を尾瀬沼に向かって歩いていく。
大江湿原にはコイワカガミ、ハクサンチドリ、タテヤマリンドウ、ワタスゲ、ミズバショウなど、いろんな花が咲いていた。
目標の燧ヶ岳も小さく見える。

長英新道入口から樹林の道を2時間登り、ミノブチ岳2220mに上がると歩いて来た尾瀬沼が見下ろせた。
いい雰囲気の道を、俎嵓(まないたぐら)2346mに向かって歩いて行く。
歩き始めて約4時間で俎嵓に到着。目の前には最高峰の柴安嵓2356mが印象的な姿をしている。

つづいて、約20分で柴安嵓へ行き、俎嵓を見る。

こちらにも誰も居らず、360度の眺望を独り占め状態である。
西側には至仏山が近い。

そして、北西側には次に登る予定の平ヶ岳が長い尾根を伸ばし、その右肩には越後駒ヶ岳も見える。

誰も登ってこない静かな山頂は去りがたく、気がつけば結局、両山頂合わせて2時間も滞在してしまい、沼沢峠へ帰着したのは15時30分になっていた。
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そうなるともう一日頑張るしかない。
6月28日(木) 燧ヶ岳2356m
燧ヶ岳は御池登山口から登るつもりだったが、急坂とガレ場があり、残雪期には注意が必要とのことなので、疲れた体に無理は禁物と思い、無難な沼沢登山口から登ることにした。
御池駐車場に車を停め、朝5時30分発の沼沢峠行きのシャトルバスで20分、沼沢峠登山口に到着。
木道を尾瀬沼に向かって歩いていく。
大江湿原にはコイワカガミ、ハクサンチドリ、タテヤマリンドウ、ワタスゲ、ミズバショウなど、いろんな花が咲いていた。
目標の燧ヶ岳も小さく見える。
長英新道入口から樹林の道を2時間登り、ミノブチ岳2220mに上がると歩いて来た尾瀬沼が見下ろせた。
いい雰囲気の道を、俎嵓(まないたぐら)2346mに向かって歩いて行く。
歩き始めて約4時間で俎嵓に到着。目の前には最高峰の柴安嵓2356mが印象的な姿をしている。
つづいて、約20分で柴安嵓へ行き、俎嵓を見る。
こちらにも誰も居らず、360度の眺望を独り占め状態である。
西側には至仏山が近い。
そして、北西側には次に登る予定の平ヶ岳が長い尾根を伸ばし、その右肩には越後駒ヶ岳も見える。
誰も登ってこない静かな山頂は去りがたく、気がつけば結局、両山頂合わせて2時間も滞在してしまい、沼沢峠へ帰着したのは15時30分になっていた。
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2012年07月05日
会津駒ケ岳
越後駒ヶ岳の次の山は、同じ352号線を20kmほど南下したところに登山口がある平ヶ岳2141mを予定していた。
ところが何と、昨年9月の豪雨災害復旧工事で、この区間は通行止めになったままだということが分かった。
迂回路があるかどうか、道の駅ゆのたにの前にある奥只見インフォメーションセンターで聞くと、奥只見ダムから船で行くのが一番近いとのこと。
国道252号線ー289号線を約150km走る迂回路も土砂災害で通行止めで、あとは、小出インターから関越自動車道ー東北自動車道を走って、西那須野塩原インターで一般道を檜枝岐村村まで350km走るしかないとのことであった。
あと3座登る予定なので船で行くわけにはいかない。
選択肢は350km車を走らせるしかないと観念し、道の駅ゆのたにで深夜1時まで仮眠してから檜枝岐村に向けて出発した。
6月27日(水) 会津駒ケ岳2133m
約5時間車を走らせ、当初予定していた平ヶ岳は歩行時間往復12時間の山のため、比較的歩行時間の短い会津駒ケ岳に変更し、朝6時半に滝沢登山口駐車場に到着。
朝7時に出発し、始めは花も咲いていない広葉樹林の道を淡々と登っていくが、2時間ほど歩いて針葉樹林に変わり始めると残雪が切れ切れに現れるの道になった。花はないが、いい雰囲気が続く。
そして、樹々が疎らになり始めると、目の前に残雪に輝く長い尾根が現れ、山の風景画を描くのに絶好の景色が広がった。

そして、山頂まで雪原が続く。




登山口から約3時間半で山頂に到着。

山頂付近からは、尾瀬の燧ヶ岳と至仏山が大きく見え、越後三山や平ヶ岳もよく見える。
そして南東方向に小さく日光白根山や男体山も見ることが出来た。

360度の眺望と、雪原歩きを堪能し、2時間半で駐車場に下山した。
下山後ガイドブックを読んでいると、中門岳まで少し足を伸ばせばその途中に湿原とお花畑が見られるとのこと。
事前にこのことを頭に入れていなかったのが悔やまれる。
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ところが何と、昨年9月の豪雨災害復旧工事で、この区間は通行止めになったままだということが分かった。
迂回路があるかどうか、道の駅ゆのたにの前にある奥只見インフォメーションセンターで聞くと、奥只見ダムから船で行くのが一番近いとのこと。
国道252号線ー289号線を約150km走る迂回路も土砂災害で通行止めで、あとは、小出インターから関越自動車道ー東北自動車道を走って、西那須野塩原インターで一般道を檜枝岐村村まで350km走るしかないとのことであった。
あと3座登る予定なので船で行くわけにはいかない。
選択肢は350km車を走らせるしかないと観念し、道の駅ゆのたにで深夜1時まで仮眠してから檜枝岐村に向けて出発した。
6月27日(水) 会津駒ケ岳2133m
約5時間車を走らせ、当初予定していた平ヶ岳は歩行時間往復12時間の山のため、比較的歩行時間の短い会津駒ケ岳に変更し、朝6時半に滝沢登山口駐車場に到着。
朝7時に出発し、始めは花も咲いていない広葉樹林の道を淡々と登っていくが、2時間ほど歩いて針葉樹林に変わり始めると残雪が切れ切れに現れるの道になった。花はないが、いい雰囲気が続く。
そして、樹々が疎らになり始めると、目の前に残雪に輝く長い尾根が現れ、山の風景画を描くのに絶好の景色が広がった。
そして、山頂まで雪原が続く。
登山口から約3時間半で山頂に到着。
山頂付近からは、尾瀬の燧ヶ岳と至仏山が大きく見え、越後三山や平ヶ岳もよく見える。
そして南東方向に小さく日光白根山や男体山も見ることが出来た。
360度の眺望と、雪原歩きを堪能し、2時間半で駐車場に下山した。
下山後ガイドブックを読んでいると、中門岳まで少し足を伸ばせばその途中に湿原とお花畑が見られるとのこと。
事前にこのことを頭に入れていなかったのが悔やまれる。
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