2013年08月31日
富士山
先週、北アルプスの黒部五郎岳から水晶岳へと周回したことで、日本百名山の91座を登ったことになる。
ここまで来ると来年中に100座登頂してしまおうという気になった。
そうすると、今年中に富士山に登っておくと来年のスケジュールが楽になる、と富士山に行くことに。
一人で富士山だけ登りに行くとなるとツアーの方が安く行ける。
調べてみると、1週間後の8月28日出発の神姫バスのハートツアーにまだ空きがあるので早速申し込んだ。
天気はまずまずのようだが、出発2~3日前に台風が発生したとのニュースが気になる。
しかし、本土への影響は30日以降とのことなのでギリギリセーフだろうと楽観し、28日夜出発。
だが結果として、富士山の天気は、そう甘くはないことを思い知るのだった。
29日朝、夜行バスで寝てるうちに到着した富士スバルライン登山口5合目は、風が爽やかで快晴と言っていいくらいの晴天。

5合目小御嶽神社からの富士山
登山口は大勢の人で溢れ、他の山と違って若い人が圧倒的に多く、中高年は少々肩身が狭いくらいの少数派である。

5合目登山口付近
高所順応のため到着後3時間ほど時間を潰し、11時に登山口を出発。
ガイドさんに連れられ、これまた高所順応のため驚くほどゆっくりのペースで登っていく。
見上げると、お盆を過ぎてからは空いているという話が信じられないほどの行列が続いている。

6~7合目付近
7合目を過ぎると岩場の道が続くが、足場はしっかりしているので問題ない。
30分毎に小休止し、深呼吸のススメ、こまめな水分補給など、ガイドさんが高山病対策を懇切丁寧に何回もアドバイスしてくれる。

7~8合目付近
15時50分、標準タイム3時間半ほどのところを約5時間かけ、標高3,100mの8合目にある宿泊地の太子館に到着。
風は少し強いが、天気は良さそう。
ここで夕食を取り、11時から山頂を目指すために仮眠。
噂に聞いていたとおり一人に畳半畳のスペースだが、寝袋の中で寝るので隣は苦にならなかった。

8合目太子館下
ぐっすり寝込んでいると11時前に起こされ、直ぐに出発かと思いきや、何と、ガイドさんから強風のため登頂は断念する、と予想外の説明がある。
外に出ると、確かにうかうかすると飛ばされるくらい荒れていた。
8合目でこれだから、恐らく山頂は30m位の風速かも知れないと納得。
やむなくもう少し仮眠して、朝4時半から泣く泣く下山開始。

夜明け前の下山路
5時過ぎに7合目まで下山したところで、山中湖付近から待望のご来光!
幾何学模様の雲が紅く染まり、なかなか見事な日の出だった。
(後日記:帰宅してから御来光館のHPをチェックしていると、この日のご来光が今シーズンのベスト3に入る見事なものだったと記されていた!)

5時10分頃

5時50分頃
7時15分に5合目に下山。
帰路のバスの中から見える富士山は、山頂付近に笠雲が纏わりついているものの、強風が吹き荒れているとは思えない穏やかな姿をしていた。

山頂を踏めなかったのは残念であるが、ご来光は見ることが出来、おおよその様子も掴めたので、来年再挑戦する方法をあれこれ考えながら帰路についた。
ツアーに参加しての登山は始めてだったが、全てをお任せして登ることの気楽さと安心感は今まで味わったことがないものだったが、反面、物足りない感が残る。
たまにはこういう経験もいいが、やはり自分で計画して登るほうが頭の体操にもなるし、充実感も大きい。
ここまで来ると来年中に100座登頂してしまおうという気になった。
そうすると、今年中に富士山に登っておくと来年のスケジュールが楽になる、と富士山に行くことに。
一人で富士山だけ登りに行くとなるとツアーの方が安く行ける。
調べてみると、1週間後の8月28日出発の神姫バスのハートツアーにまだ空きがあるので早速申し込んだ。
天気はまずまずのようだが、出発2~3日前に台風が発生したとのニュースが気になる。
しかし、本土への影響は30日以降とのことなのでギリギリセーフだろうと楽観し、28日夜出発。
だが結果として、富士山の天気は、そう甘くはないことを思い知るのだった。
29日朝、夜行バスで寝てるうちに到着した富士スバルライン登山口5合目は、風が爽やかで快晴と言っていいくらいの晴天。
5合目小御嶽神社からの富士山
登山口は大勢の人で溢れ、他の山と違って若い人が圧倒的に多く、中高年は少々肩身が狭いくらいの少数派である。
5合目登山口付近
高所順応のため到着後3時間ほど時間を潰し、11時に登山口を出発。
ガイドさんに連れられ、これまた高所順応のため驚くほどゆっくりのペースで登っていく。
見上げると、お盆を過ぎてからは空いているという話が信じられないほどの行列が続いている。
6~7合目付近
7合目を過ぎると岩場の道が続くが、足場はしっかりしているので問題ない。
30分毎に小休止し、深呼吸のススメ、こまめな水分補給など、ガイドさんが高山病対策を懇切丁寧に何回もアドバイスしてくれる。
7~8合目付近
15時50分、標準タイム3時間半ほどのところを約5時間かけ、標高3,100mの8合目にある宿泊地の太子館に到着。
風は少し強いが、天気は良さそう。
ここで夕食を取り、11時から山頂を目指すために仮眠。
噂に聞いていたとおり一人に畳半畳のスペースだが、寝袋の中で寝るので隣は苦にならなかった。
8合目太子館下
ぐっすり寝込んでいると11時前に起こされ、直ぐに出発かと思いきや、何と、ガイドさんから強風のため登頂は断念する、と予想外の説明がある。
外に出ると、確かにうかうかすると飛ばされるくらい荒れていた。
8合目でこれだから、恐らく山頂は30m位の風速かも知れないと納得。
やむなくもう少し仮眠して、朝4時半から泣く泣く下山開始。
夜明け前の下山路
5時過ぎに7合目まで下山したところで、山中湖付近から待望のご来光!
幾何学模様の雲が紅く染まり、なかなか見事な日の出だった。
(後日記:帰宅してから御来光館のHPをチェックしていると、この日のご来光が今シーズンのベスト3に入る見事なものだったと記されていた!)
5時10分頃
5時50分頃
7時15分に5合目に下山。
帰路のバスの中から見える富士山は、山頂付近に笠雲が纏わりついているものの、強風が吹き荒れているとは思えない穏やかな姿をしていた。
山頂を踏めなかったのは残念であるが、ご来光は見ることが出来、おおよその様子も掴めたので、来年再挑戦する方法をあれこれ考えながら帰路についた。
ツアーに参加しての登山は始めてだったが、全てをお任せして登ることの気楽さと安心感は今まで味わったことがないものだったが、反面、物足りない感が残る。
たまにはこういう経験もいいが、やはり自分で計画して登るほうが頭の体操にもなるし、充実感も大きい。
2013年08月21日
黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳・雲ノ平
北アルプスの最深部にある黒部五郎岳‐鷲羽岳‐水晶岳‐雲ノ平を周回してきた。
メンバーはIM君とM夫妻の4人。
3泊4日の山旅になるのでできるだけ天気のいい日に行こうと機会を窺っていたが、ようやくその時が来た。
17日に富山県の折立から入り、初日は太郎平小屋に宿泊。
小屋の前から右手に黒部五郎岳、その左に雲ノ平と水晶岳も綺麗に見渡すことが出来、明日への期待が膨らんでいく。

18日は朝5時半に出発。
北ノ俣岳、赤木岳を越え、5時間縦走して黒部五郎岳2840mに到着。
山頂からの眺めも素晴らしかったが、少し下り、コバイケイソウが咲き乱れるカールから見上げる山頂が絶景だった。


ゴロゴロした岩の中でも一際目につく雷岩の向こうに、明日登る鷲羽岳と水晶岳が山並みを連ねているのも何とも絵になる風景である。

カールから3時間半かかって鷲羽岳の麓にある三俣山荘へ。

山荘の前には槍ヶ岳の岩峰が聳え立ち、日に照らされた岩肌が時間とともに赤く染まっていく姿を堪能することが出来た。

19日、三俣山荘を5時35分に出発し、鷲羽岳の山頂を目指す。

1時間20分で鷲羽岳山頂2924mに到着。

北側には水晶岳2977m。

西には昨日登った黒部五郎岳。

そして、南側には槍ヶ岳と穂高連峰が実に美しい。

素晴らしい天候で、四方の山並みを何時までも眺めていたい気持ちを抑え、水晶岳へ向かう。
鷲羽岳から2時間20分で、石ころだらけの記念写真を写すのにも一苦労するほど狭い水晶岳2986m山頂に到着。

山頂から北側に、赤牛岳の向こうに立山が見渡せた。(剱岳は雲に隠れているところ)

そして、雲ノ平へ。
平原に広がるお花畑の向こうに聳える水晶岳も、庭園のいい背景になっている。

小さく黒部五郎岳も。

雲ノ平山荘も風景に溶け込んでいた。

雲ノ平山荘で3泊目を過ごし、20日、朝起きるとガスに覆われていた。
しかしこの日は下るだけ。
雲ノ平山荘から折立まで8時間半、時折雨が降る中ひたすら歩いて行った。
最後の日こそ天気が崩れたが、北アルプスのど真ん中を堪能した4日間だった。
my homepage(黒部五郎岳)
my homepage(鷲羽岳・水晶岳)
メンバーはIM君とM夫妻の4人。
3泊4日の山旅になるのでできるだけ天気のいい日に行こうと機会を窺っていたが、ようやくその時が来た。
17日に富山県の折立から入り、初日は太郎平小屋に宿泊。
小屋の前から右手に黒部五郎岳、その左に雲ノ平と水晶岳も綺麗に見渡すことが出来、明日への期待が膨らんでいく。
18日は朝5時半に出発。
北ノ俣岳、赤木岳を越え、5時間縦走して黒部五郎岳2840mに到着。
山頂からの眺めも素晴らしかったが、少し下り、コバイケイソウが咲き乱れるカールから見上げる山頂が絶景だった。
ゴロゴロした岩の中でも一際目につく雷岩の向こうに、明日登る鷲羽岳と水晶岳が山並みを連ねているのも何とも絵になる風景である。
カールから3時間半かかって鷲羽岳の麓にある三俣山荘へ。
山荘の前には槍ヶ岳の岩峰が聳え立ち、日に照らされた岩肌が時間とともに赤く染まっていく姿を堪能することが出来た。
19日、三俣山荘を5時35分に出発し、鷲羽岳の山頂を目指す。
1時間20分で鷲羽岳山頂2924mに到着。
北側には水晶岳2977m。
西には昨日登った黒部五郎岳。
そして、南側には槍ヶ岳と穂高連峰が実に美しい。
素晴らしい天候で、四方の山並みを何時までも眺めていたい気持ちを抑え、水晶岳へ向かう。
鷲羽岳から2時間20分で、石ころだらけの記念写真を写すのにも一苦労するほど狭い水晶岳2986m山頂に到着。
山頂から北側に、赤牛岳の向こうに立山が見渡せた。(剱岳は雲に隠れているところ)
そして、雲ノ平へ。
平原に広がるお花畑の向こうに聳える水晶岳も、庭園のいい背景になっている。
小さく黒部五郎岳も。
雲ノ平山荘も風景に溶け込んでいた。
雲ノ平山荘で3泊目を過ごし、20日、朝起きるとガスに覆われていた。
しかしこの日は下るだけ。
雲ノ平山荘から折立まで8時間半、時折雨が降る中ひたすら歩いて行った。
最後の日こそ天気が崩れたが、北アルプスのど真ん中を堪能した4日間だった。
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2013年08月11日
立山
剣岳下山後、剣山荘から剱沢を通って剱御前小舎まで戻り、明日、雄山に登るために、8日夜はここに宿泊。
昨日の昼、室堂に到着した時には真砂岳2861mから雄山3003mまで綺麗に見渡せた。

到着した時に室堂でシュミレーションした、北アルプスの山並みを見ながらの稜線歩きを楽しみに朝目覚めると、何と、小舎の周りはガスに覆われていた。
富山市の天気予報は朝から晴れだったのに、残念ながら山は別らしい。
少し沈んだ気分で朝食をとり、6時に出発。
ガスに閉ざされた稜線を黙々と2時間半歩きつづけ、雄山が見え始めたところでようやくガスが晴れてきた。

8時50分:雄山に到着すると、ガスはなくなり、周囲の山並みも何とか姿を現してくれた。

北東には五竜岳2814mと鹿島槍ヶ岳2889m。

その右手には蓮華岳2799mと針ノ木岳2821mがすぐ近くに見える。

そして、南側には遠くの槍ヶ岳3180mから、すぐ近くの薬師岳2926mも見渡せた。

1時間余りくつろいだ時間を過ごしてから、眼下に広がる室堂平に向かって、続々と登ってくる小学生の集団とすれ違いながら下山。


ガスに閉ざされた苦行の稜線歩きと、視界が開けてからの極楽浄土とを体感した半日を終え、室堂からバスとケーブルカーを乗り継いて立山駅に下山すると、そこは灼熱地獄だった。
my homepage
昨日の昼、室堂に到着した時には真砂岳2861mから雄山3003mまで綺麗に見渡せた。
到着した時に室堂でシュミレーションした、北アルプスの山並みを見ながらの稜線歩きを楽しみに朝目覚めると、何と、小舎の周りはガスに覆われていた。
富山市の天気予報は朝から晴れだったのに、残念ながら山は別らしい。
少し沈んだ気分で朝食をとり、6時に出発。
ガスに閉ざされた稜線を黙々と2時間半歩きつづけ、雄山が見え始めたところでようやくガスが晴れてきた。
8時50分:雄山に到着すると、ガスはなくなり、周囲の山並みも何とか姿を現してくれた。
北東には五竜岳2814mと鹿島槍ヶ岳2889m。
その右手には蓮華岳2799mと針ノ木岳2821mがすぐ近くに見える。
そして、南側には遠くの槍ヶ岳3180mから、すぐ近くの薬師岳2926mも見渡せた。
1時間余りくつろいだ時間を過ごしてから、眼下に広がる室堂平に向かって、続々と登ってくる小学生の集団とすれ違いながら下山。
ガスに閉ざされた苦行の稜線歩きと、視界が開けてからの極楽浄土とを体感した半日を終え、室堂からバスとケーブルカーを乗り継いて立山駅に下山すると、そこは灼熱地獄だった。
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2013年08月10日
剣岳
8月8日、IM君と剱岳に登ってきた。
剣岳は3年前にチャレンジしたものの、荒天に阻まれて登頂できなかった山である。
今度チャレンジするときは、しっかり天気を見定めて出発しようと考えていた。
7月上旬に近畿地方は梅雨明けしたと言うものの、東北地方には8月に入っても梅雨前線が停滞し、その狭間にある北アルプスの天気は一向に安定しない。
ようやく8月7日から晴天が続くとの予報が出たので、満を持して出発。
7日朝3時に高砂を出発し、8時半に立山駅に到着。
すぐにケーブルカーとバスを乗り継ぎ、10時半に標高約2400mの室堂に到着すると、茹だるような暑さの下界とは別天地の世界が広がっていた。
雷鳥平から剱御前小舎まで上がり、宿泊地の剣山荘を目指して剱沢を下るごとに、急峻な剣岳2999mの岩峰が次第に近付いてくる。

8日朝、5時過ぎに剣山荘前から東の空を見ると、赤く染まった五竜岳の右肩から待望のご来光!

5時50分:登頂開始。剣山荘裏からコバイケイソウが咲き誇る道を登っていく。

一服剱を越えた鞍部に咲くチングルマを見ながら前剱へ。

前剱までは急なガレ場の登りが続くが、ここまでは他の山と変わらない。
前剱を越えると、いよいよ手強そうな鎖場が現れる。平蔵の頭である。
歩いて行くと、足場はしっかりしているので問題なく通過。

続いて、いよいよカニのタテバイの岩壁が現れると、その下は渋滞中。
待ち時間20分ほどで順番が来た。
しっかりし鎖と、ホールドしやすい岩を辿って行くと、見掛けほどの高度感もなく、難なく通過。

2時間40分で、大勢の人で賑わう山頂に到着。
湧いてきたガスは晴れたものの、周辺は雲で覆われていた。

下山での難所、カニのヨコバイも思っていたより足場はしっかりしていて、呆気無く通過できた。

平蔵の頭への登り返しは、写真に撮れば見応え抜群だが、実際は傾斜が緩いので余裕で登れる。

途中からガスに覆われて眺望はあまり良くなかったが、次第に晴れてくると目の前に立山が大きく聳えていた。
剣岳から見る立山はなかなか雄大である。

下りは、2時間20分で剣山荘に到着。
山頂での眺望が得られなかったのが残念だが、ようやく念願の岩峰に登ることが出来、達成感の中で剣山荘前のテラスでゆっくりと昼食時間を過ごしてから、次の目的地である立山へ向かった。
my homepage
剣岳は3年前にチャレンジしたものの、荒天に阻まれて登頂できなかった山である。
今度チャレンジするときは、しっかり天気を見定めて出発しようと考えていた。
7月上旬に近畿地方は梅雨明けしたと言うものの、東北地方には8月に入っても梅雨前線が停滞し、その狭間にある北アルプスの天気は一向に安定しない。
ようやく8月7日から晴天が続くとの予報が出たので、満を持して出発。
7日朝3時に高砂を出発し、8時半に立山駅に到着。
すぐにケーブルカーとバスを乗り継ぎ、10時半に標高約2400mの室堂に到着すると、茹だるような暑さの下界とは別天地の世界が広がっていた。
雷鳥平から剱御前小舎まで上がり、宿泊地の剣山荘を目指して剱沢を下るごとに、急峻な剣岳2999mの岩峰が次第に近付いてくる。
8日朝、5時過ぎに剣山荘前から東の空を見ると、赤く染まった五竜岳の右肩から待望のご来光!
5時50分:登頂開始。剣山荘裏からコバイケイソウが咲き誇る道を登っていく。
一服剱を越えた鞍部に咲くチングルマを見ながら前剱へ。
前剱までは急なガレ場の登りが続くが、ここまでは他の山と変わらない。
前剱を越えると、いよいよ手強そうな鎖場が現れる。平蔵の頭である。
歩いて行くと、足場はしっかりしているので問題なく通過。
続いて、いよいよカニのタテバイの岩壁が現れると、その下は渋滞中。
待ち時間20分ほどで順番が来た。
しっかりし鎖と、ホールドしやすい岩を辿って行くと、見掛けほどの高度感もなく、難なく通過。
2時間40分で、大勢の人で賑わう山頂に到着。
湧いてきたガスは晴れたものの、周辺は雲で覆われていた。
下山での難所、カニのヨコバイも思っていたより足場はしっかりしていて、呆気無く通過できた。
平蔵の頭への登り返しは、写真に撮れば見応え抜群だが、実際は傾斜が緩いので余裕で登れる。
途中からガスに覆われて眺望はあまり良くなかったが、次第に晴れてくると目の前に立山が大きく聳えていた。
剣岳から見る立山はなかなか雄大である。
下りは、2時間20分で剣山荘に到着。
山頂での眺望が得られなかったのが残念だが、ようやく念願の岩峰に登ることが出来、達成感の中で剣山荘前のテラスでゆっくりと昼食時間を過ごしてから、次の目的地である立山へ向かった。
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