2008年09月28日
蒜 山
今日は山の仲間の定例登山で蒜山に登った。
上蒜山1202mと中蒜山1122mの縦走ハイキング。
車1台を中蒜山の塩釜冷泉登山口に廻し、上蒜山から登り中蒜山に降りてくる計画。
約7kmのコースだ。
朝6時、16人が車4台で高砂を出発し、9時前に上蒜山スキー場駐車場に到着。
標高は550m。
この数日、急に冷え込み肌寒い。曇り空で、気温は13℃だった。
9時15分に駐車場を出発。
牛舎の傍を通り登山道に入っていく。
登り始めるといきなりの急登。
そんなに長くは続かないだろうと思っていたが、結局8合目約1000mまでそこそこの急登が続いた。
しかし、高度が上ると視界が開け、眼下にはゆったりとした蒜山高原が広がり、北側には鳥ヶ山に重なって大山が見える。
11時35分:縦走路から左に分岐したヤブの道を10分ほど進むと上蒜山三角点に到着。
展望も表示もなく三角点があるだけだった。
頂上では16人が座るスペースがないので、他の登山者の通行の邪魔をしながら分岐地点で昼食。
大勢で来ると熱い味噌汁やコーヒーがいただけるのがうれしい。
ここが上蒜山の最高点1202mらしい。
12時30分:中蒜山に向かって出発。
標高約1000mまでいったん下るが、この下り道がが滑りやすい石ころの急坂。
ドスンドスンと代わる代わる滑り合いをしながら下りて行った。
中蒜山への登りは気持ちのいい縦走路だった。
ゆったりとした笹の道。ユートピアと言うらしい。
登る前に縦走のイメージとして思い描いていた道だった。
13時30分:中蒜山頂上に到着。
広く展望のいい頂上だった。
13時45分:下山開始。
中蒜山からの下り道もよく滑る石の急坂。
これまた滑る回数を競いながら下りて行った。
15時15分:塩釜冷泉の登山口に到着。
下りにしては汗びっしょり。
登りより下りに神経と筋肉を使う一日だった。
2008年09月16日
四阿山
9月12日 四阿山2354m

上信越への山旅の最後に四阿山に登った。
あずまやさんと読むらしいが、頂上の形があずまやの屋根に似ているかららしい。
朝5時半に草津運動茶屋公園を出発。
コンビニで食料を調達し、国道144号を西に走り四阿山の西側に回り込少し登って行くとあずまや高原ホテル前に着いた。
嬉しいことに、ホテルの下にはちゃんと登山者用の無料駐車場が確保されている。

緩やかな登りの林の道を歩いて行くと牧草地が現れた。牛が放牧されていてのどかな風景が続く。
牧草地の間の道を進むと、遠くに山が見えだした。


1時間ほど歩くと白樺林の道になるが、緩やかな傾斜の道が続く。
2000mを超える山の頂上を目指していることを忘れるほどゆったりとした感じだ。
標高2000m地点を通過するとようやく山登りらしい傾斜になってきた。

植生保護のための木道の階段の向こうがいよいよ頂上かと期待したが、実際はもう少し先だった。

頂上に到着すると、すでに10人ほど登っていた。

展望は南側に開け、正面に浅間山が大きく見え、その右手の高嶺山の向こうには富士山も見える。

30分ほど眺望を楽しみ、同じ道を下山した。
帰り道でも一人も出会わなかったので、根子岳を通るダポス牧場のルートからの人が多いようだ。
この山は単調で面白くない山との評価もあるが、2000mを超える山でこれほどゆったりした気分になれるのは爽快だ。
地上では未だに30度を超える残暑だが、さわやかな風に吹かれて下界を見下ろすのは心地よい。
登山口から白樺林に入るまでの道沿いには結構花が咲いていたのも楽しめた。
真田温泉で汗を流し、午後3時ごろ上田菅平インターから上信越自動車道に乗り、安全運転と経費節減のため何度も休憩して深夜12時を過ぎてから山陽道を降り、帰着した。
my homepage
上信越への山旅の最後に四阿山に登った。
あずまやさんと読むらしいが、頂上の形があずまやの屋根に似ているかららしい。
朝5時半に草津運動茶屋公園を出発。
コンビニで食料を調達し、国道144号を西に走り四阿山の西側に回り込少し登って行くとあずまや高原ホテル前に着いた。
嬉しいことに、ホテルの下にはちゃんと登山者用の無料駐車場が確保されている。
緩やかな登りの林の道を歩いて行くと牧草地が現れた。牛が放牧されていてのどかな風景が続く。
牧草地の間の道を進むと、遠くに山が見えだした。
1時間ほど歩くと白樺林の道になるが、緩やかな傾斜の道が続く。
2000mを超える山の頂上を目指していることを忘れるほどゆったりとした感じだ。
標高2000m地点を通過するとようやく山登りらしい傾斜になってきた。
植生保護のための木道の階段の向こうがいよいよ頂上かと期待したが、実際はもう少し先だった。
頂上に到着すると、すでに10人ほど登っていた。
展望は南側に開け、正面に浅間山が大きく見え、その右手の高嶺山の向こうには富士山も見える。
30分ほど眺望を楽しみ、同じ道を下山した。
帰り道でも一人も出会わなかったので、根子岳を通るダポス牧場のルートからの人が多いようだ。
この山は単調で面白くない山との評価もあるが、2000mを超える山でこれほどゆったりした気分になれるのは爽快だ。
地上では未だに30度を超える残暑だが、さわやかな風に吹かれて下界を見下ろすのは心地よい。
登山口から白樺林に入るまでの道沿いには結構花が咲いていたのも楽しめた。
真田温泉で汗を流し、午後3時ごろ上田菅平インターから上信越自動車道に乗り、安全運転と経費節減のため何度も休憩して深夜12時を過ぎてから山陽道を降り、帰着した。
my homepage
2008年09月15日
浅間山と草津白根山
9月11日 浅間山2568m
八ガ岳の2日間はこれ以上は望めない最高の天気に恵まれたが、もう2~3日晴天が続くようなので計画通り次の目的地の浅間山に向かうことにした。
宿泊地は登山口に一番近い道の駅である雷電くるみの里。
翌朝5時半に道の駅を出発。
少し霞んでいるがいい天気だ。
コンビニで弁当を仕入れ、6時半に車坂峠登山口に到着。標高は1970m。
登山口横に看板があり、「レベル2 賽ノ河原まで登山できる」と表示されている。
最近の本には噴火口から500m地点の前掛山まで登れるとあったが、今はそこまで行けないようだ。
7時に、展望がある表コースから登頂開始。
1時間ほどでトミーのに到着。
昨日よりも空気のクリア感に欠けるが、素晴らしい景観が広がっている。
南西には金峰山とその向こうに小さく富士山も見える。

その右手には昨日登った八ガ岳。

左手に目を移すと、今から登る黒斑山からJバンドへと外輪山が続いている。

そして、正面には前掛山と浅間山がどんと座っている。
写真で見るよりずっと迫力がある。

10分ほど休憩して、黒斑山に向けて出発。
黒斑山、蛇骨岳へと尾根を縦走し、Jバンドから賽ノ河原に約200m降りていく。
急坂のザレ場で、滑らないようにゆっくりと進むので降りるのに20分かかった。
向こうに見えるのは八ガ岳

賽ノ河原2050mに降りる。
草も生えており、広々としたいい河原だ。

少し歩くと、連合赤軍がたてこもったあの浅間山荘からの登山道との合流地点になり、ここから草すべりの急坂をトミーの頭まで約300m登り返す。
この登り道は思いのほかきつく50分かかった。

11時20分、トミーの頭に到着。
何人かが休憩していた。
車坂峠へは展望は悪いが時間が短い中コースで帰った。
my homepage
草津白根山2171m
浅間山が予定より早く下山できたので、日が暮れるまで時間が長い。
明日予定していた草津白根山は2時間コースなので、これからでも登れる。
車中でおにぎり弁当を食べ、車坂峠を群馬県側に走らせることにした。
14時40分、白根火山バスターミナルに到着。
まず、観光客でにぎわう湯釜に行く。

車に戻り、リュックを背負い道路の反対側にある本白根山へ向かう。
舗装された一般道を20分ほど歩くと登山道手前のリフト駅に到着。

少し歩くと登山道入り繰りの標識。
ここから登り道になるが、傾斜は緩やかで散策道路に整備されている。
から釜の前に出る。大きな噴火口跡だ。

コマクサの保護復元地があるが、すでに花は終わっている。

本白根山三角点2165mに到着。
頂上は2171m地点だが、そこへは道がなく行けないらしい。

下山は往路とは別ルートを降りようと思ったが、工事中だったので同じ道を駐車場に戻った。
my homepage
八ガ岳の2日間はこれ以上は望めない最高の天気に恵まれたが、もう2~3日晴天が続くようなので計画通り次の目的地の浅間山に向かうことにした。
宿泊地は登山口に一番近い道の駅である雷電くるみの里。
翌朝5時半に道の駅を出発。
少し霞んでいるがいい天気だ。
コンビニで弁当を仕入れ、6時半に車坂峠登山口に到着。標高は1970m。
登山口横に看板があり、「レベル2 賽ノ河原まで登山できる」と表示されている。
最近の本には噴火口から500m地点の前掛山まで登れるとあったが、今はそこまで行けないようだ。
7時に、展望がある表コースから登頂開始。
1時間ほどでトミーのに到着。
昨日よりも空気のクリア感に欠けるが、素晴らしい景観が広がっている。
南西には金峰山とその向こうに小さく富士山も見える。
その右手には昨日登った八ガ岳。
左手に目を移すと、今から登る黒斑山からJバンドへと外輪山が続いている。
そして、正面には前掛山と浅間山がどんと座っている。
写真で見るよりずっと迫力がある。
10分ほど休憩して、黒斑山に向けて出発。
黒斑山、蛇骨岳へと尾根を縦走し、Jバンドから賽ノ河原に約200m降りていく。
急坂のザレ場で、滑らないようにゆっくりと進むので降りるのに20分かかった。
向こうに見えるのは八ガ岳
賽ノ河原2050mに降りる。
草も生えており、広々としたいい河原だ。
少し歩くと、連合赤軍がたてこもったあの浅間山荘からの登山道との合流地点になり、ここから草すべりの急坂をトミーの頭まで約300m登り返す。
この登り道は思いのほかきつく50分かかった。
11時20分、トミーの頭に到着。
何人かが休憩していた。
車坂峠へは展望は悪いが時間が短い中コースで帰った。
my homepage
草津白根山2171m
浅間山が予定より早く下山できたので、日が暮れるまで時間が長い。
明日予定していた草津白根山は2時間コースなので、これからでも登れる。
車中でおにぎり弁当を食べ、車坂峠を群馬県側に走らせることにした。
14時40分、白根火山バスターミナルに到着。
まず、観光客でにぎわう湯釜に行く。
車に戻り、リュックを背負い道路の反対側にある本白根山へ向かう。
舗装された一般道を20分ほど歩くと登山道手前のリフト駅に到着。
少し歩くと登山道入り繰りの標識。
ここから登り道になるが、傾斜は緩やかで散策道路に整備されている。
から釜の前に出る。大きな噴火口跡だ。
コマクサの保護復元地があるが、すでに花は終わっている。
本白根山三角点2165mに到着。
頂上は2171m地点だが、そこへは道がなく行けないらしい。
下山は往路とは別ルートを降りようと思ったが、工事中だったので同じ道を駐車場に戻った。
my homepage
2008年09月14日
八ケ岳
9月9~10日 八ケ岳2899m
昨年は金峰山、瑞牆山、蓼科山に登り、今年は甲武信岳、大菩薩嶺に登ったが、これらの山から一番近くに大きく横たわって見える八ヶ岳にはまだ登っていない。
今年の夏の締めくくりに何とかこの山に登ろうと、8月の下旬からチャンスを窺っていたがゲリラ雨が続き、なかなか天気が回復しない。
9月7日になって、ようやく8日からしばらくいい天気が続く予報が出た。
チャンスは今しかないと、8日の朝八ガ岳を目指して出発し、午後6時に原村美濃戸のやまのこ村駐車場に到着した。
1日1000円の駐車料金を払い、車中泊。
翌朝、やまのこ村に頼んでいた朝食をすませ、6時半に出発。
赤岳山荘の前を通り美濃戸山荘の前に来ると、右南沢・左北沢の標識。
南沢から登り、明日北沢から降りてくる計画だ。

行者小屋に到着。標高は2350m。
水が豊富で蛇口から勢いよく水が出ていた。

阿弥陀岳と中岳の鞍部に到着。標高は約2600m。
顔をあげると、いきなり目の前に富士山が現れた。

阿弥陀岳頂上2805mまで標高差約200mの急登。
10時、リュックを置き、サブザックに水だけ入れ登頂開始。

10時20分、阿弥陀岳頂上に到着。
赤岳が目の前に見える。

今日はおそらく年に何日もないだろうと思える晴天。
極楽浄土に来た気分で、しばし360度の天上の大パノラマに浸る。
出発して5時間、八ケ岳の最高峰赤岳頂上に到着
北側眼下に見えるのが今日宿泊する赤岳展望荘だ。

頂上でゆっくりした時間を過ごし、午後2時半に展望荘に到着。
10日、朝目を覚まし、5時15分に外に出るとちょうど日の出前。
赤岳の左に赤味を帯びた富士山のシルエット。
写真でしか見たことのない光景に感動。
こんな幸運はもう無いかも知れない。

午前5時半に結構豪華な朝食をし、6時半にもう一度富士山の方を見て横岳へ出発
7時10分、横岳2829mに到着。

横岳から硫黄岳へはなだらかな稜線歩きになる。

8時、硫黄岳2760mに到着。
硫黄岳からは下りだけになる。
シラビソの道を一気に下り、赤岳鉱泉に到着。

赤岳鉱泉からは緩やかな北沢沿いの道を下り、駐車場に戻った。
昨年は金峰山、瑞牆山、蓼科山に登り、今年は甲武信岳、大菩薩嶺に登ったが、これらの山から一番近くに大きく横たわって見える八ヶ岳にはまだ登っていない。
今年の夏の締めくくりに何とかこの山に登ろうと、8月の下旬からチャンスを窺っていたがゲリラ雨が続き、なかなか天気が回復しない。
9月7日になって、ようやく8日からしばらくいい天気が続く予報が出た。
チャンスは今しかないと、8日の朝八ガ岳を目指して出発し、午後6時に原村美濃戸のやまのこ村駐車場に到着した。
1日1000円の駐車料金を払い、車中泊。
翌朝、やまのこ村に頼んでいた朝食をすませ、6時半に出発。
赤岳山荘の前を通り美濃戸山荘の前に来ると、右南沢・左北沢の標識。
南沢から登り、明日北沢から降りてくる計画だ。
行者小屋に到着。標高は2350m。
水が豊富で蛇口から勢いよく水が出ていた。
阿弥陀岳と中岳の鞍部に到着。標高は約2600m。
顔をあげると、いきなり目の前に富士山が現れた。
阿弥陀岳頂上2805mまで標高差約200mの急登。
10時、リュックを置き、サブザックに水だけ入れ登頂開始。
10時20分、阿弥陀岳頂上に到着。
赤岳が目の前に見える。
今日はおそらく年に何日もないだろうと思える晴天。
極楽浄土に来た気分で、しばし360度の天上の大パノラマに浸る。
出発して5時間、八ケ岳の最高峰赤岳頂上に到着
北側眼下に見えるのが今日宿泊する赤岳展望荘だ。
頂上でゆっくりした時間を過ごし、午後2時半に展望荘に到着。
10日、朝目を覚まし、5時15分に外に出るとちょうど日の出前。
赤岳の左に赤味を帯びた富士山のシルエット。
写真でしか見たことのない光景に感動。
こんな幸運はもう無いかも知れない。
午前5時半に結構豪華な朝食をし、6時半にもう一度富士山の方を見て横岳へ出発
7時10分、横岳2829mに到着。
横岳から硫黄岳へはなだらかな稜線歩きになる。
8時、硫黄岳2760mに到着。
硫黄岳からは下りだけになる。
シラビソの道を一気に下り、赤岳鉱泉に到着。
赤岳鉱泉からは緩やかな北沢沿いの道を下り、駐車場に戻った。