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2010年08月22日

白山と三ノ峰

 連日の猛暑でジッとしていても汗が滲んでくる。
 涼を求めるには高山に行くしかない。

 そういえばK君が、白山の南にある三ノ峰の花畑が綺麗だったと言っていたのを思い出した。
 まだ花は終わっていないだろう。

 せっかく北陸まで行くのなら白山にも登ってこようと出発した。

 北陸は舞鶴若狭自動車道が無料になったので曜日を気にせずに出発できるのががいい。

8月20日(金) 白山2702m

 19日に出発し、登山口の別当出合いで車中泊。
 到着時には駐車場に10台ほど車が止まっていたが、翌朝目が覚めると満車になっていた。
 さすがに人気の山だ。

 朝5時20分に駐車場を出発し、砂防新道を登って8時10分に黒ボコ岩。
 花咲く弥陀ケ原を気持ちよく歩いていく。



 8時40分:室堂に到着。最高峰の御前峰への登り道も花回廊だ。


 
 9時20分:御前峰。ガスが懸ってきたが大汝峰2684mは見渡せた。



 下山路の観光新道を降りていくと、馬のたてがみ付近は花で満ち溢れていた。
 




 殿ケ池避難小屋を過ぎると花は無くなり、ひたすら下るだけの修行の道になったが、14時20分、予定より早く駐車場に到着。

 8月下旬になってもこれだけの花の中を歩ける白山は、さすがに花の名山だと思った。

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8月21日(土) 三ノ峰2128m

 白山を下山後、福井県に下り登山口近くの上小池駐車場で車中泊。
 広い駐車場に2台だけの寂しい夜を過ごしたが、朝になると5台になっていた。

 5時30分:出発。登山口から約1時間はかなりの急登。
 尾根筋に出て、30分ほど緩やかな登りのあと、遠くに三ノ峰山頂が見え始めると再び急登になる。
 昨日の白山が散策に思えてくる。



 それでも歩を進めていくと、花が現れ山頂も近付いてくる。



 9時30分:三ノ峰山頂に到着すると、北側遠くに別山2399mが聳えて見える。
 ここまで4時間かかったが、K君からは別山平までは行くように言われているので行くしかない。



 ギラギラと太陽が照りつけるアップダウンの道を汗だくになりながら歩を進め、10時30分、別山平に到着。
 しかしここは花のない草原だった。



 誰もいない静かな池のほとりで休んでいると、ガスが懸ってきて次第に視界が閉ざされてくる。
 別段山頂までは標高差200mだが、展望のない山頂は面白くないので登頂は断念してここで下山。



 15時:上小池駐車場に到着。昨日の白山より40分長丁場だった。

 昨日の白山は結構花が残っていたが、こちらはほとんど終盤で、やはり標高の差は正直に反映するものだと思った。

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Posted by もーさん  at 23:05Comments(0)全国の山

2010年08月02日

剣岳敗退

 7月29日から31日まで、山仲間と年1回の夏山登山に出かけた。
 今年は剣岳と立山。

 最近は梅雨明けが遅れ気味だったのが、どういう訳か今年は一週間早い梅雨明け。
 そして10日間ほど猛暑が続き、崩れる気配を感じつつ出発。

 結果として、一番天気が不安定な3日間を山の中で過ごすことになった。

 29日は、室堂に着くとガスの中。
 30日の方がなお悪い予報なので、室堂に宿泊してまず立山に登ることに計画変更。

 30日は予想通り小雨模様で、見通しのきかない中での尾根歩きになった。
 室堂から雄山、別山を回り、剣山荘へ。
 剣山荘の手前まで来たときに少しガスが晴れ、剣岳の姿をしばし見ることができた。



 翌日の天気回復を願って剣山荘で過ごすが、夜中まで雨が降り続き、31日明け方には雨は上がったもののガスと強風の夜明け。
 4時半までに出発しないと下山できないので止むなく剣岳登頂を断念することに。

 視界不良の中、8時過ぎから下山。
 ハクサンイチゲが印象的な剣沢のお花畑を見ながら歩いていく。



 剣御前小屋を過ぎたあたりからようやくガスが晴れてきたがもはや下るしかない。


 
 12時40分、室堂まで下山すると、立山最高峰の雄山山頂がやっと姿を現してくれた。



 14名の参加者のうち、小生を含めて何人かの剣岳未登頂者は、捲土重来の思いを胸にしまって下山。

 8月1日から猛暑復活で、週間天気予報を見るとしばらくは晴天が続く様子。
 こんなにもすっぽりと天気の谷間にはまった山行きは初めてで、その意味では印象深い山旅になった。

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Posted by もーさん  at 14:11Comments(1)全国の山