2012年08月29日
焼岳
27日に笠ヶ岳を下山後、焼岳2455mに登るため平湯から国道158号に入って、新中の湯ルート登山口駐車場へ行き、ここで車中泊。
15台ほど停めれる駐車スペースで夜を明かしたのは百名山登頂94座目の静岡からのご夫婦と我々だけだったが、翌朝出発の頃には満車状態になっていた。
昨日の笠ヶ岳と違って山ガール・山ボーイ的な若いグループも多く、華やかである。
樹林帯の急登を1時間余り登ると、旧ルート(現在崩落のため通行止)との合流地点である下堀沢出合。
ここで初めて岩峰の山頂付近が現れた。

山頂を見ながら火山岩がゴロゴロしたガレ道を登っていく。
ガスと硫黄の匂いが漂い、北峰が近づいてくる。

南峰と北峰の分岐点に上がると、噴火口跡が独特の景観をつくっていた。

2時間40分で北峰に到着すると、目の前に、昨日登った笠ヶ岳が聳えていた。

その右手には穂高連峰と、槍ヶ岳も見える。

南側を振り返ると、南峰とその左肩に乗鞍岳。

麓の樹林帯からは想像できない山頂付近の荒々しい景観と山頂からの絶景が3時間ほどで得られるこの山は、なかなかお得感のあるところだった。
my homepage
15台ほど停めれる駐車スペースで夜を明かしたのは百名山登頂94座目の静岡からのご夫婦と我々だけだったが、翌朝出発の頃には満車状態になっていた。
昨日の笠ヶ岳と違って山ガール・山ボーイ的な若いグループも多く、華やかである。
樹林帯の急登を1時間余り登ると、旧ルート(現在崩落のため通行止)との合流地点である下堀沢出合。
ここで初めて岩峰の山頂付近が現れた。
山頂を見ながら火山岩がゴロゴロしたガレ道を登っていく。
ガスと硫黄の匂いが漂い、北峰が近づいてくる。
南峰と北峰の分岐点に上がると、噴火口跡が独特の景観をつくっていた。
2時間40分で北峰に到着すると、目の前に、昨日登った笠ヶ岳が聳えていた。

その右手には穂高連峰と、槍ヶ岳も見える。

南側を振り返ると、南峰とその左肩に乗鞍岳。
麓の樹林帯からは想像できない山頂付近の荒々しい景観と山頂からの絶景が3時間ほどで得られるこの山は、なかなかお得感のあるところだった。
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2012年08月29日
笠ヶ岳
8月26日、27日、北アルプスの笠ヶ岳2898mに登ってきた。
同行者はIM君。
ルートは笠新道から登って、笠ヶ岳山荘で宿泊し、翌日クリア谷から下山するコース。
連日不安定な天気が続いていて午後からの降雨と雷鳴が気になるので、新穂高温泉深山荘奥の無料駐車場で車中泊して朝4時半に出発。皆さん考えることは同じで、大勢の人が前後して出発していた。
ゴツゴツした岩場の急坂が連続する笠新道を、3時間半かかって杓子平に辿り着き、笠ヶ岳山頂が目の前に現れた時には大感激。思わずへたり込んで絶景を見入ってしまう。

しかし、30分ほど平坦な道を歩いた後、さらに尾根に向かって急坂を1時間登っていく。
笠新道は北アルプスの三大急登と言われているのにも納得の、体力勝負の道だった。
10時50分、出発から6時間半かかってようやく尾根に上がると、すでに雲が立ち込めて視界はやや不良。
山頂まで見通すことは出来なかったが、1時間余り、さわやかな風を受けながらの気持ちのいい尾根歩きを楽しめた。


午後からは雲に覆われて視界不良だっただが、翌朝は快晴。
笠ヶ岳山荘前は、槍ヶ岳-穂高連峰の絶好の展望台だった。
5時15分

5時30分

6時5分

そして、山頂に登るとここにも絶景が広がっていた。

クリア谷への下山路も笠新道に負けない急坂で、しかも笠新道よりも長い。
6時間かかって下山した時には、膝がガクガクになっていた。

登り8時間、下り6時間半のハードなコースだったが、厳しかっただけに、朝日を背負った槍ヶ岳-穂高連峰のシルエットと、山頂からの絶景を脳裏の奥に焼き付けることが出来た。
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同行者はIM君。
ルートは笠新道から登って、笠ヶ岳山荘で宿泊し、翌日クリア谷から下山するコース。
連日不安定な天気が続いていて午後からの降雨と雷鳴が気になるので、新穂高温泉深山荘奥の無料駐車場で車中泊して朝4時半に出発。皆さん考えることは同じで、大勢の人が前後して出発していた。
ゴツゴツした岩場の急坂が連続する笠新道を、3時間半かかって杓子平に辿り着き、笠ヶ岳山頂が目の前に現れた時には大感激。思わずへたり込んで絶景を見入ってしまう。
しかし、30分ほど平坦な道を歩いた後、さらに尾根に向かって急坂を1時間登っていく。
笠新道は北アルプスの三大急登と言われているのにも納得の、体力勝負の道だった。
10時50分、出発から6時間半かかってようやく尾根に上がると、すでに雲が立ち込めて視界はやや不良。
山頂まで見通すことは出来なかったが、1時間余り、さわやかな風を受けながらの気持ちのいい尾根歩きを楽しめた。
午後からは雲に覆われて視界不良だっただが、翌朝は快晴。
笠ヶ岳山荘前は、槍ヶ岳-穂高連峰の絶好の展望台だった。
5時15分
5時30分
6時5分
そして、山頂に登るとここにも絶景が広がっていた。
クリア谷への下山路も笠新道に負けない急坂で、しかも笠新道よりも長い。
6時間かかって下山した時には、膝がガクガクになっていた。
登り8時間、下り6時間半のハードなコースだったが、厳しかっただけに、朝日を背負った槍ヶ岳-穂高連峰のシルエットと、山頂からの絶景を脳裏の奥に焼き付けることが出来た。
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2012年08月05日
塩見岳
8月3日、4日、K君、IM君と南アルプスの塩見岳3052mに登ってきた。
7月20日に梅雨明けし、その後茹だるような暑さと晴天が続いている。
先週、中央アルプスの木曽駒ヶ岳-空木岳に行ってきたばかりだが、家で暑い暑いと言っていても仕方がないので、涼を求め?、誘い合わせて出かけることにした。
3日朝3時に高砂を出発し、中央自動車道松川インタ-から、9時20分に鳥倉林道駐車場に到着し、約4時間かけてシラビソ林の道を登り、宿泊する三伏峠小屋に到着。
時間が早いので烏帽子岳手前鞍部のお花畑を散策に行くと、前方に塩見岳山頂が見渡せ、足元にはミヤマキンポウゲやマツムシソウなどが咲くお花畑が広がっていた。


翌朝は5時に山頂を目指して出発し、約3時間で塩見小屋へ。
途中、前方には槍ヶ岳や穂高連峰など北アルプスの山々が朝日に輝いていた。

標高約2600mの三伏峠小屋と塩見小屋との標高差は150mなので、ここまではほとんど高度が稼げていない。
つまり、ようやくここからが核心部で、塩見小屋の前に聳えている塩見岳山頂に向かって歩を進めていく。

遠くから見上げていた時、あの急峻な岩峰の何処を登っていくのだろうと思っていたが、進んでいくと殆ど岩場の直登であった。
「落石を落とさないよう気をつけて登る」必要があることは聞いていたが、ロープも鎖もない岩場を自分が落ちないように直登する必要があるとは聞いていなかった。しかし、ここまで来れば進むしかないので、ゆっくりと慎重に登っていく。

30分ほど岩場を登って山頂に躍り出ると、富士の山が正面からお出迎え。感激の瞬間だった。

そして、北側には仙丈ヶ岳-甲斐駒ヶ岳-北岳-間ノ岳が尾根を連ねている。
少し歩いて東峰へ行くと、南側に悪沢岳がどっしりと腰を据えていた。

山頂では、360度の大展望の中で、ゆったりとした時間を満喫した。
10時から下山開始。
同じ道を引き返して、17時30分、駐車場に帰着。
登り8時間、下り7時間のハードな行程だったが、素晴らしい眺望を満喫出来、心地良い疲れに満たされながら帰路に着くことが出来た。
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7月20日に梅雨明けし、その後茹だるような暑さと晴天が続いている。
先週、中央アルプスの木曽駒ヶ岳-空木岳に行ってきたばかりだが、家で暑い暑いと言っていても仕方がないので、涼を求め?、誘い合わせて出かけることにした。
3日朝3時に高砂を出発し、中央自動車道松川インタ-から、9時20分に鳥倉林道駐車場に到着し、約4時間かけてシラビソ林の道を登り、宿泊する三伏峠小屋に到着。
時間が早いので烏帽子岳手前鞍部のお花畑を散策に行くと、前方に塩見岳山頂が見渡せ、足元にはミヤマキンポウゲやマツムシソウなどが咲くお花畑が広がっていた。
翌朝は5時に山頂を目指して出発し、約3時間で塩見小屋へ。
途中、前方には槍ヶ岳や穂高連峰など北アルプスの山々が朝日に輝いていた。

標高約2600mの三伏峠小屋と塩見小屋との標高差は150mなので、ここまではほとんど高度が稼げていない。
つまり、ようやくここからが核心部で、塩見小屋の前に聳えている塩見岳山頂に向かって歩を進めていく。
遠くから見上げていた時、あの急峻な岩峰の何処を登っていくのだろうと思っていたが、進んでいくと殆ど岩場の直登であった。
「落石を落とさないよう気をつけて登る」必要があることは聞いていたが、ロープも鎖もない岩場を自分が落ちないように直登する必要があるとは聞いていなかった。しかし、ここまで来れば進むしかないので、ゆっくりと慎重に登っていく。
30分ほど岩場を登って山頂に躍り出ると、富士の山が正面からお出迎え。感激の瞬間だった。

そして、北側には仙丈ヶ岳-甲斐駒ヶ岳-北岳-間ノ岳が尾根を連ねている。
少し歩いて東峰へ行くと、南側に悪沢岳がどっしりと腰を据えていた。
山頂では、360度の大展望の中で、ゆったりとした時間を満喫した。
10時から下山開始。
同じ道を引き返して、17時30分、駐車場に帰着。
登り8時間、下り7時間のハードな行程だったが、素晴らしい眺望を満喫出来、心地良い疲れに満たされながら帰路に着くことが出来た。
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