2009年08月20日
甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳
お盆前になってようやく天気が安定しだしたが、道路は渋滞で遠出は控えるのが賢明のよう。
天気予報を見ているとお盆明けもしばらくは晴天が続くとのことなので、高速料千円のメリットも勘案して16日(日曜日)夜10時に信州伊那市に向かって出発。
南アルプスの甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳は標高約2000mまでバスで上がれ、頂上までの高低差は約千メートルしかないのでそれぞれ日帰りで登れる。
その上、バスの停留所から10分のところにテント場があるので、小屋に泊まらなくても幕張料500円で気軽に泊まれる。
7月からチャンスを狙っていたが、ようやくその時がやってきた。
17日夕方に北沢峠に着き、テント場で幕営。100ほど張れる幕営張場には30ほど幕営していた。
8月18日 仙丈ケ岳3033m
まず、花の多い仙丈ケ岳に登った。
8月半ばなので少なくなっているのではと思っていたが、想像以上に良く咲いていた。
沢沿いの道を登って行くと次々と花の群落が変わって行くので飽きない。
確かに花の山と言われるはずで、頂上までほとんど途切れることがなく見事だった。

尾根に上がると、大きなカールを抱いた綺麗な稜線の上に頂上が現われる。
何ともやさしい気持ちで頂上を目指せた。

頂上からの景色も素晴らしい。
南東には日本第2の高山である北岳とその後ろには富士山が頭を覗かせている。

北東には明日登る甲斐駒ケ岳の荒々しい山塊が迫っている。

一番の眺めは小仙丈ケ岳から仙丈ケ岳を振り返った景色で、どのガイドブックにも載っている定番のおおらかな風景だ。

登り4時間、下り3時間の楽しい山歩きだった。
夕方になるとテントの数は昨日より少なくなった。

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8月19日 甲斐駒ケ岳2967m
こちらも登り4時間、下り3時間の道のり。
しかし、急登と岩場の連続でとにかくひたすら山頂を目指す山歩きだった。
仙水峠から急登の道を1時間半喘ぎながら登り、標高2752m駒津峰に着くと目の前に山頂が迫っている。
遠くからでも荒々しく見えるが、近づくほど迫力を増してくるのがすごい。

白い山塊に取りつくと黒い斑点があり、確かに花崗岩の山たった。

風化が進んでいて滑らないように登って行く。
天気がいいので歩けるルートはすぐわかるが、ガスがかかっていたら分かりにくいだろう。
道に迷いやすいと聞いていた意味がわかった。
山頂は大勢の人で賑わっていて、目の前には昨日登った仙丈ケ岳がゆったりとしていた。

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天気予報を見ているとお盆明けもしばらくは晴天が続くとのことなので、高速料千円のメリットも勘案して16日(日曜日)夜10時に信州伊那市に向かって出発。
南アルプスの甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳は標高約2000mまでバスで上がれ、頂上までの高低差は約千メートルしかないのでそれぞれ日帰りで登れる。
その上、バスの停留所から10分のところにテント場があるので、小屋に泊まらなくても幕張料500円で気軽に泊まれる。
7月からチャンスを狙っていたが、ようやくその時がやってきた。
17日夕方に北沢峠に着き、テント場で幕営。100ほど張れる幕営張場には30ほど幕営していた。
8月18日 仙丈ケ岳3033m
まず、花の多い仙丈ケ岳に登った。
8月半ばなので少なくなっているのではと思っていたが、想像以上に良く咲いていた。
沢沿いの道を登って行くと次々と花の群落が変わって行くので飽きない。
確かに花の山と言われるはずで、頂上までほとんど途切れることがなく見事だった。
尾根に上がると、大きなカールを抱いた綺麗な稜線の上に頂上が現われる。
何ともやさしい気持ちで頂上を目指せた。
頂上からの景色も素晴らしい。
南東には日本第2の高山である北岳とその後ろには富士山が頭を覗かせている。
北東には明日登る甲斐駒ケ岳の荒々しい山塊が迫っている。
一番の眺めは小仙丈ケ岳から仙丈ケ岳を振り返った景色で、どのガイドブックにも載っている定番のおおらかな風景だ。
登り4時間、下り3時間の楽しい山歩きだった。
夕方になるとテントの数は昨日より少なくなった。
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8月19日 甲斐駒ケ岳2967m
こちらも登り4時間、下り3時間の道のり。
しかし、急登と岩場の連続でとにかくひたすら山頂を目指す山歩きだった。
仙水峠から急登の道を1時間半喘ぎながら登り、標高2752m駒津峰に着くと目の前に山頂が迫っている。
遠くからでも荒々しく見えるが、近づくほど迫力を増してくるのがすごい。
白い山塊に取りつくと黒い斑点があり、確かに花崗岩の山たった。
風化が進んでいて滑らないように登って行く。
天気がいいので歩けるルートはすぐわかるが、ガスがかかっていたら分かりにくいだろう。
道に迷いやすいと聞いていた意味がわかった。
山頂は大勢の人で賑わっていて、目の前には昨日登った仙丈ケ岳がゆったりとしていた。
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2009年08月03日
槍ヶ岳
7月30日から8月1日まで、山の仲間13人で槍ヶ岳に登ってきた。
梅雨明けの一番いい季節に登る予定だった。
しかし、いつまでたっても雨空の天気予報とゲリラ豪雨の被害報道が続く。
出発前日の週間予報では8月2日から天気が良くなるということで、それまでは曇りか雨が続くとのこと。
とにかく、カッパを着て行けるところまで行くしかない。
30日早朝に高砂を出発し、昼ごろ上高地に到着。
どういうわけか良く晴れ渡り、駐車場は観光バスがあふれていた。
晴れ男は自分だなどと軽口も飛び交い、横尾山荘まで気分も足取り軽やかに3時間ほど歩き、ここで宿泊。
山小屋らしくない立派な施設で豪華な夕食を食べ、明日もいい天気が続くことを願いながら就寝。
夜中に目が覚めたので外に出ると、満天の星空だった。
翌朝は、雲も多いが青空も覗く空模様。
直射光線を浴びないのでむしろ歩きやすい。
翌朝は6時過ぎに出発し、5時間ほど歩き、頂上が見えるあたりまで登りついたが、残念ながら雲が垂れこめ山頂は見えない。

殺生ヒュッテが見えるところまで登り休憩していると、雲が吹き飛び一瞬、鋭い三角形が目の前に現れた。
槍の穂先はすぐ目の前だった。

疲れも吹き飛び、もうひと頑張り。

13時、槍ヶ岳山荘に到着。
山頂は見えたり隠れたり。
少し休憩して、14時から山頂を目指す。

切り立った岩場を登って行くが、登りにくいところはロープやハシゴが整備されて、見かけよりも登りやすい。

50人位ならぶつからないで居れる天空の穂先からは、残念ながら雲しか見えなかった。
そして、午後3時過ぎに山荘に戻ったら、雨が降り出した。

槍ヶ岳山荘で宿泊。
天気予報では明日は雨模様。
明日は下りるだけなので、2日間予想に反していい天気に恵まれたことに感謝しながら眠り、翌朝目を覚ますと、何と空が赤くなっているではないか

穂先には大勢が登り、朝日を浴びていた。

6時から次第に雲が広がってくる中を新穂高温泉に向かって下山。
12時をすぎて林道まで下りたところでようやく雨が降っててきた。
下山してニュースを聞くと、播磨地方は豪雨に見舞われていたとのこと。
何とも幸運な山旅だった。
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梅雨明けの一番いい季節に登る予定だった。
しかし、いつまでたっても雨空の天気予報とゲリラ豪雨の被害報道が続く。
出発前日の週間予報では8月2日から天気が良くなるということで、それまでは曇りか雨が続くとのこと。
とにかく、カッパを着て行けるところまで行くしかない。
30日早朝に高砂を出発し、昼ごろ上高地に到着。
どういうわけか良く晴れ渡り、駐車場は観光バスがあふれていた。
晴れ男は自分だなどと軽口も飛び交い、横尾山荘まで気分も足取り軽やかに3時間ほど歩き、ここで宿泊。
山小屋らしくない立派な施設で豪華な夕食を食べ、明日もいい天気が続くことを願いながら就寝。
夜中に目が覚めたので外に出ると、満天の星空だった。
翌朝は、雲も多いが青空も覗く空模様。
直射光線を浴びないのでむしろ歩きやすい。
翌朝は6時過ぎに出発し、5時間ほど歩き、頂上が見えるあたりまで登りついたが、残念ながら雲が垂れこめ山頂は見えない。
殺生ヒュッテが見えるところまで登り休憩していると、雲が吹き飛び一瞬、鋭い三角形が目の前に現れた。
槍の穂先はすぐ目の前だった。
疲れも吹き飛び、もうひと頑張り。
13時、槍ヶ岳山荘に到着。
山頂は見えたり隠れたり。
少し休憩して、14時から山頂を目指す。
切り立った岩場を登って行くが、登りにくいところはロープやハシゴが整備されて、見かけよりも登りやすい。
50人位ならぶつからないで居れる天空の穂先からは、残念ながら雲しか見えなかった。
そして、午後3時過ぎに山荘に戻ったら、雨が降り出した。
槍ヶ岳山荘で宿泊。
天気予報では明日は雨模様。
明日は下りるだけなので、2日間予想に反していい天気に恵まれたことに感謝しながら眠り、翌朝目を覚ますと、何と空が赤くなっているではないか

穂先には大勢が登り、朝日を浴びていた。
6時から次第に雲が広がってくる中を新穂高温泉に向かって下山。
12時をすぎて林道まで下りたところでようやく雨が降っててきた。
下山してニュースを聞くと、播磨地方は豪雨に見舞われていたとのこと。
何とも幸運な山旅だった。
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