2011年08月25日
悪沢岳‐赤石岳
Iご夫婦のお誘いで、21日から南アルプス悪沢岳(東岳)3141mと赤石岳3120mを縦走してきた。
秋雨前線がドッシリと停滞する中、思案していても仕方が無いので日程を1日遅らせて出発。
東名高速道路静岡インターから畑薙第一ダム手前に入り、東海フォレストのマイクロバスで登山基地の椹島ロッジで宿泊。
22日、一晩中降っていた雨は何とか上がったが、ガスに閉ざされた中での登頂開始となった。
標高約2600mの千枚小屋に宿泊し、翌日もガスで足元しか見えない中をひたすら歩いて悪沢岳‐中岳の山頂を踏んで荒川小屋へ。
3日目、荒川小屋で迎えた夜明けがこの旅のハイライト。
富士山の左手からのご来光が、この2日間の苦労を吹き飛ばせてくれたのだった。

赤石岳へ向かう途中では、ガスの中を苦闘した悪沢岳の稜線がくっきりと見渡せた。

富士山に目を向ければ、まとわりつく雲が次々と姿を変えて目を楽しませてくれる。

そして、赤石岳へ登り詰める。

秋の花に変わったお花畑もなかなか風情があった。



どこの山に登ったか分からないまま終わるのでは?とのモヤモヤは3日目に吹っ飛び、7月の北岳-間ノ岳縦走に続いて奥深い南アルプスの山を堪能することが出来たのだった。
帰りは土砂降りの中を車を走らせていると、ラジオは静岡地方の大雨警報を報じていた。
絶妙の日程だった。
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秋雨前線がドッシリと停滞する中、思案していても仕方が無いので日程を1日遅らせて出発。
東名高速道路静岡インターから畑薙第一ダム手前に入り、東海フォレストのマイクロバスで登山基地の椹島ロッジで宿泊。
22日、一晩中降っていた雨は何とか上がったが、ガスに閉ざされた中での登頂開始となった。
標高約2600mの千枚小屋に宿泊し、翌日もガスで足元しか見えない中をひたすら歩いて悪沢岳‐中岳の山頂を踏んで荒川小屋へ。
3日目、荒川小屋で迎えた夜明けがこの旅のハイライト。
富士山の左手からのご来光が、この2日間の苦労を吹き飛ばせてくれたのだった。
赤石岳へ向かう途中では、ガスの中を苦闘した悪沢岳の稜線がくっきりと見渡せた。
富士山に目を向ければ、まとわりつく雲が次々と姿を変えて目を楽しませてくれる。
そして、赤石岳へ登り詰める。
秋の花に変わったお花畑もなかなか風情があった。
どこの山に登ったか分からないまま終わるのでは?とのモヤモヤは3日目に吹っ飛び、7月の北岳-間ノ岳縦走に続いて奥深い南アルプスの山を堪能することが出来たのだった。
帰りは土砂降りの中を車を走らせていると、ラジオは静岡地方の大雨警報を報じていた。
絶妙の日程だった。
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2011年08月08日
子供たちと沢登り
昨日はT少年団に随行して、峰山の小田原川・本谷の沢登りに行って来た。
下界は茹だるような暑さだが、一歩谷に足を踏み入れると天然クーラーで涼しい。


1時間ほど遡行してから落差のある所で下降訓練。
大人には大したことは無いが、子供たちにはなかなかスリリング。

しばらく水辺で遊んで沢を離れると、ムッとする熱気が戻ってきた。
この時期は水辺にいるだけで気持ちがいい。
下界は茹だるような暑さだが、一歩谷に足を踏み入れると天然クーラーで涼しい。
1時間ほど遡行してから落差のある所で下降訓練。
大人には大したことは無いが、子供たちにはなかなかスリリング。
しばらく水辺で遊んで沢を離れると、ムッとする熱気が戻ってきた。
この時期は水辺にいるだけで気持ちがいい。
2011年08月01日
北岳-間ノ岳
7月28日-30日に、山仲間12人で南アルプスの北岳3193m-間ノ岳3189mに登ってきた。
日本第2位と第4位の山に登る者は必ず行ってみたい憧れの高峰にようやく登れる日が来たのだった。
しかしながら、本来は梅雨明け10日の一番天気のいい時期に登るべく設定されたのだが、今年も例年通りの異常気象で梅雨明け後20日過ぎてしまい、連日悪天候が続く中での出発になってしまった。
28日朝4時に高砂を出発し、伊那市の戸台口からバスを乗り継いで13時30分に広河原登山口へ入り、樹林帯の急登の道を白根御池小屋まで登ってここで宿泊。
雨は降らなかったが、山頂付近はガスで閉ざされていた。
29日、朝起きると曇り空ながら昨日よりも視界は良好。
天気予報では午後から崩れるとのことなので、午前中の好天を期待して白根御池小屋を5時20分に出発。
標高差約600mを、大樺沢から八本歯のコルに向かって登っていく。

8時20分、3時間かかって八本歯のコルに到着し南側に富士山が聳えているのを見た時、登ってきた苦しみが吹き飛んだ。

しばらくすると次第に視界はガスに閉ざされていったが、北岳山荘へ向かって岩にへばりついた花畑を鑑賞しながら歩いていくので苦にならない。


9時40分に北岳山荘に到着後、サブザックに水と昼食とカッパだけ入れて間ノ岳へ向かう。
ガスにおおわれて何も見えない岩場の道を1時間40分で間ノ岳へ。
間ノ岳は山頂を踏んだだけになってしまったが、帰りに一瞬ガスが晴れてドッシリとした北岳の全容を見ることが出来て満足だった。

2日目は北岳山荘に泊り、3日目朝5時10分に、ガスに閉ざされた中を北岳山頂を目指して出発。
6時半、既に大勢の人で賑わう山頂に到着したが、残念ながらガスで何も見えない。

下山路は肩の小屋を通って下っていったが、瞬間ガスが晴れ隠れていた山並みが突然現れるのが却って印象深い。
広河原近くまで下山した時ついに雨が降り始めたが、ガスに閉ざされた雨中行進を覚悟していたことを思うと、殆ど雨にふられず、何回かガスが晴れて雄大な山並みを目に焼き付けることができ、遠くが見えないときは次々とお花畑が現れて楽しませてくれ、終わってみれば大満足の3日間だった。
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日本第2位と第4位の山に登る者は必ず行ってみたい憧れの高峰にようやく登れる日が来たのだった。
しかしながら、本来は梅雨明け10日の一番天気のいい時期に登るべく設定されたのだが、今年も例年通りの異常気象で梅雨明け後20日過ぎてしまい、連日悪天候が続く中での出発になってしまった。
28日朝4時に高砂を出発し、伊那市の戸台口からバスを乗り継いで13時30分に広河原登山口へ入り、樹林帯の急登の道を白根御池小屋まで登ってここで宿泊。
雨は降らなかったが、山頂付近はガスで閉ざされていた。
29日、朝起きると曇り空ながら昨日よりも視界は良好。
天気予報では午後から崩れるとのことなので、午前中の好天を期待して白根御池小屋を5時20分に出発。
標高差約600mを、大樺沢から八本歯のコルに向かって登っていく。
8時20分、3時間かかって八本歯のコルに到着し南側に富士山が聳えているのを見た時、登ってきた苦しみが吹き飛んだ。
しばらくすると次第に視界はガスに閉ざされていったが、北岳山荘へ向かって岩にへばりついた花畑を鑑賞しながら歩いていくので苦にならない。
9時40分に北岳山荘に到着後、サブザックに水と昼食とカッパだけ入れて間ノ岳へ向かう。
ガスにおおわれて何も見えない岩場の道を1時間40分で間ノ岳へ。
間ノ岳は山頂を踏んだだけになってしまったが、帰りに一瞬ガスが晴れてドッシリとした北岳の全容を見ることが出来て満足だった。
2日目は北岳山荘に泊り、3日目朝5時10分に、ガスに閉ざされた中を北岳山頂を目指して出発。
6時半、既に大勢の人で賑わう山頂に到着したが、残念ながらガスで何も見えない。
下山路は肩の小屋を通って下っていったが、瞬間ガスが晴れ隠れていた山並みが突然現れるのが却って印象深い。
広河原近くまで下山した時ついに雨が降り始めたが、ガスに閉ざされた雨中行進を覚悟していたことを思うと、殆ど雨にふられず、何回かガスが晴れて雄大な山並みを目に焼き付けることができ、遠くが見えないときは次々とお花畑が現れて楽しませてくれ、終わってみれば大満足の3日間だった。
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