2012年10月14日
皇海山
那須岳下山後Mさんとお別れして、皇海山(すかいさん)2144mに登るため地道を150km、4時間余り走って、沼田市の道の駅白沢へ。
那須高原の道の駅も立派だったが、ここも立派な道の駅である。
11日朝、道の駅にある展望台から東側を見ると、皇海山らしき山並みの左から日が昇ってきた。

昨夜から愚図つき気味の天気はどうやら回復の様子なので、登山口に向けて出発することにした。
ガイドブックによると、登山口は吹割の滝付近から林道に入って約20km走ったところにあるが、この林道が悪路で頻繁に崩落して通行止になるだけでなく、先の尖った石ころの道が続き、パンク覚悟で車を走らせなければならないという。
沼田市のHPを見ると、昨年は通行止で入れなかったが今年は9月11日から通行できるようになったとのこと。
要するに、登山口に無事にたどり着けるかどうかが第一関門だったが、林道をゆっくりゆっくりと1時間半かかって走り、無事に登山口に到着することが出来た。
到着した時には緊張から解き放され、仕事の半分が終わったような気分になったが、実際はここからがスタートである。
しかし、登山口からは、沢沿いの常緑樹の道を1時間半歩いて稜線に上がると、そこから約50分で呆気無く山頂に到着。
そのうえ、道中の展望はなく、山頂も樹々で閉ざされて殆ど眺望できなかった。

これでは余りに面白く無いので、コルから稜線の向こう側に聳える鋸山1998mまで行ってみることにした。

鋸山への稜線は、皇海山への登りよりももっと急峻なロープ場が続いたが、約40分で遮るものがない山頂に到着すると、ここからの眺望が素晴らしく、こちらまで足を伸ばして本当に良かったと大満足。
まず、皇海山を見返す。なかなか堂々とした風格のある山塊である。

皇海山の右肩にはドーム型山頂の日光白根山。

その右手には、雲に隠れ始めた男体山。

皇海山の左手にはギザギザ尾根の武尊山(ほたかやま)。

殆どの人がこちらへは来ずに下山してしまったが、せっかくパンク覚悟できたのに眺望のない皇海山のピストンだけでは勿体ないと、大声で呼び戻したい思いに駆られた。
皇海山への眺望のない暗い道を登っているときには、なぜこの山が百名山なのか分からなかったが、深田久弥さんが日本100名山を選んだ時には、庚申山から鋸山を通って皇海山に行くルートしかなかったことを考え合わせると、鋸山へ来ていなければこの山系の素晴らしさが分からなかったと思うのだった。
my homepage
那須高原の道の駅も立派だったが、ここも立派な道の駅である。
11日朝、道の駅にある展望台から東側を見ると、皇海山らしき山並みの左から日が昇ってきた。
昨夜から愚図つき気味の天気はどうやら回復の様子なので、登山口に向けて出発することにした。
ガイドブックによると、登山口は吹割の滝付近から林道に入って約20km走ったところにあるが、この林道が悪路で頻繁に崩落して通行止になるだけでなく、先の尖った石ころの道が続き、パンク覚悟で車を走らせなければならないという。
沼田市のHPを見ると、昨年は通行止で入れなかったが今年は9月11日から通行できるようになったとのこと。
要するに、登山口に無事にたどり着けるかどうかが第一関門だったが、林道をゆっくりゆっくりと1時間半かかって走り、無事に登山口に到着することが出来た。
到着した時には緊張から解き放され、仕事の半分が終わったような気分になったが、実際はここからがスタートである。
しかし、登山口からは、沢沿いの常緑樹の道を1時間半歩いて稜線に上がると、そこから約50分で呆気無く山頂に到着。
そのうえ、道中の展望はなく、山頂も樹々で閉ざされて殆ど眺望できなかった。
これでは余りに面白く無いので、コルから稜線の向こう側に聳える鋸山1998mまで行ってみることにした。
鋸山への稜線は、皇海山への登りよりももっと急峻なロープ場が続いたが、約40分で遮るものがない山頂に到着すると、ここからの眺望が素晴らしく、こちらまで足を伸ばして本当に良かったと大満足。
まず、皇海山を見返す。なかなか堂々とした風格のある山塊である。
皇海山の右肩にはドーム型山頂の日光白根山。
その右手には、雲に隠れ始めた男体山。
皇海山の左手にはギザギザ尾根の武尊山(ほたかやま)。
殆どの人がこちらへは来ずに下山してしまったが、せっかくパンク覚悟できたのに眺望のない皇海山のピストンだけでは勿体ないと、大声で呼び戻したい思いに駆られた。
皇海山への眺望のない暗い道を登っているときには、なぜこの山が百名山なのか分からなかったが、深田久弥さんが日本100名山を選んだ時には、庚申山から鋸山を通って皇海山に行くルートしかなかったことを考え合わせると、鋸山へ来ていなければこの山系の素晴らしさが分からなかったと思うのだった。
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