2014年07月29日
光岳
25~27日に、南アルプス南端の日本百名山である光岳2591mと聖岳3013mに登ってきた。
関西からは長野県飯田市の易老渡登山口から両山を周回するのが便利だが、登山口まで約20kmある林道が崩れやすく、一昨年は全面通行禁止、昨年は夜間の通行禁止と、登山口まで辿り着くのが厄介なところである。
今年はどうなるかと思っていたが、幸い今年は通行止めが全面解除されていた。
24日に易老渡に入り、登山口の駐車場で車中泊。
25日朝5時40分から登り始める。
1時間半ほど樹林帯の急坂を登っていき、面平を過ぎると傾斜は緩やかになるが、相変わらず展望のない樹林帯がつづく。
4時間40分かかって易老岳2354mに到着するが、相変わらず樹林帯の中。
易老岳山頂から光(テカリ)岳へ向かって下って行き、三吉平からガレ道の長い登りがつづき、ここが一番苦しい時間帯。
易老岳から2時間余で水場のある静高平まで来ると、ようやく樹林帯を抜けてハイマツ帯になり、周囲の展望が開けた。
開放された気分で緩やかなハイマツ帯を登っていき、広々としたセンジュケ原まで来ると、前方に光小屋が見える。
山頂はその向こうだが、小屋がゴールに思える気分だった。

13時40分、光小屋に到着し、宿泊手続きをしてから直ぐに山頂を目指すと、20分で到着。

狭い山頂は樹林帯の中だが、ちょうど聖岳方向だけ眺望が開けていて、明日歩く茶臼岳2604mー上河内岳2803mー聖岳3013mの稜線を見渡すことが出来た。

山頂から更に10分ほど進み、光石(テカリイシ)へ。
光岳の山名は、この岩が白く光って見えることによるらしい。

このまま小屋に入ってしまうのには時間が早いので、通り過ごしたイザルガ岳に引き返して登ることにした。
行ってみると広々とした360度の展望台で、聖岳方面は見えるものの、残念ながら東側にあるはずの富士山は雲の中に隠されていた。
16時:光小屋に戻る。この日の歩行距離は13km。歩行時間は9時間。

程良く宿泊者が詰まった光小屋で、翌朝目を覚ますと空は快晴だった。
そして、ご来光はイザルガ岳の左からあり、その右側には富士山が聳えていた。
登ってきた苦労が一番報われた瞬間だった。


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関西からは長野県飯田市の易老渡登山口から両山を周回するのが便利だが、登山口まで約20kmある林道が崩れやすく、一昨年は全面通行禁止、昨年は夜間の通行禁止と、登山口まで辿り着くのが厄介なところである。
今年はどうなるかと思っていたが、幸い今年は通行止めが全面解除されていた。
24日に易老渡に入り、登山口の駐車場で車中泊。
25日朝5時40分から登り始める。
1時間半ほど樹林帯の急坂を登っていき、面平を過ぎると傾斜は緩やかになるが、相変わらず展望のない樹林帯がつづく。
4時間40分かかって易老岳2354mに到着するが、相変わらず樹林帯の中。
易老岳山頂から光(テカリ)岳へ向かって下って行き、三吉平からガレ道の長い登りがつづき、ここが一番苦しい時間帯。
易老岳から2時間余で水場のある静高平まで来ると、ようやく樹林帯を抜けてハイマツ帯になり、周囲の展望が開けた。
開放された気分で緩やかなハイマツ帯を登っていき、広々としたセンジュケ原まで来ると、前方に光小屋が見える。
山頂はその向こうだが、小屋がゴールに思える気分だった。
13時40分、光小屋に到着し、宿泊手続きをしてから直ぐに山頂を目指すと、20分で到着。
狭い山頂は樹林帯の中だが、ちょうど聖岳方向だけ眺望が開けていて、明日歩く茶臼岳2604mー上河内岳2803mー聖岳3013mの稜線を見渡すことが出来た。
山頂から更に10分ほど進み、光石(テカリイシ)へ。
光岳の山名は、この岩が白く光って見えることによるらしい。
このまま小屋に入ってしまうのには時間が早いので、通り過ごしたイザルガ岳に引き返して登ることにした。
行ってみると広々とした360度の展望台で、聖岳方面は見えるものの、残念ながら東側にあるはずの富士山は雲の中に隠されていた。
16時:光小屋に戻る。この日の歩行距離は13km。歩行時間は9時間。
程良く宿泊者が詰まった光小屋で、翌朝目を覚ますと空は快晴だった。
そして、ご来光はイザルガ岳の左からあり、その右側には富士山が聳えていた。
登ってきた苦労が一番報われた瞬間だった。
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